プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。11月26日(日)の放送は、
前回に引き続き、“遊助”こと上地雄輔さんが登場しました。
上地さんと丸山はプライベートで一緒にゴルフをするほどの仲。ふたりが北島康介さんと一緒にコースを周ったエピソードからトークがスタートしました。
◆ゴルフは“マネジメント”が大切
丸山:今年は康ちゃん(北島康介)とゴルフを一緒にやったよね。俺から見ると醜い争いだったけど(笑)。
上地:コラ! 最初はそういうもんでしょ(笑)。
丸山:最近、ゴルフはどう?
上地:康介がどんどんうまくなっているので、焦っているんです。
丸山:そうなのよ。彼、最近80台出しているから。
上地:聞きました。どや顔しているんだろうな、と想像がつくようなLINEが入って。康介、練習をちゃんとするタイプなんです。(僕も)追いつきます!
丸山:コンスタントに100は切れるようになってる?
上地:まだなんです。100のラインにピタッと寄り添ってます。
丸山:雄輔くんはパワーがあるからいい球は飛ぶんですよ。だからゴルフの“せこい部分”も覚えたほうがいい。
上地:せこい部分!?
丸山:例えばどこでもドライバーは打っちゃだめ。360~370ヤードの短いコースだったら、ドライバーは打つ必要ないでしょ?
上地:打ちたーい!
丸山:広いコースとか、OBがないようなコースならいいのよ。でもそういうところに限ってタイトだったり池があったりするじゃない。
上地:でもドライバー打たないと、僕がスポーツをしていたことを知っている人とか、キャディさんとかに「え、お前ダサくない?」って感じで見られません?
丸山:そうやって格好つけているところがいけない(笑)。
上地:期待に応えなきゃって思っちゃうんですよ。
丸山:スコアメイクを選びたいのか、“上地雄輔の一発”を見せたいのか、どっちなの?
上地:本音をいえばスコアをちゃんと出したいんですけど……。一番最初のショットを打つときに(同じようにプレイしている)おじさんたちが集まってくることがあるじゃないですか。そのときに「彼、野球やってたから飛ばすよ」という声が耳に入ってくるんです。
丸山:そうなると、「アイアンは持てないな」ってなるね。
上地:でしょう? ヘマしてもいいから、「その声に応えたい」って気持ちが出ちゃうんですよ。
丸山:ゴルフはね、その悪魔の声に足を引っ張られるんだよ……。そこでマネジメントに徹する勇気があるかどうかがスコアメイクにつながるということも、頭の中に入れておいてくださいよ。
上地:はぁ~、すごい。
丸山:昔はあったけど、今の時代は全部ドライバーってことはない。だからマネジメントが大事ということも、今後ゴルフをやる人には覚えてほしい。ただ、パー5とかでワンオンできるようなところだと「格好よく見せたい」という気持ちはわかります。
上地:でしょ? 男性だと、身体が小さい人でも飛ばす人は飛ばしますよね。
丸山:あれはダウンスイングのフェースの角度が大切。開いてきたのを閉じたり、被ってきたものを開いたりする動きは条件が悪い。ダウンスイングの手が右足のちょっと手前くらいまで下りてきたときにどんなフェースの向きなのかが絶対条件なの。
◆ゴルフは世代に関係なく楽しめる
丸山:雄輔くんが感じるゴルフの魅力って何?
上地:18ホールまわると、メンバー内にプロの方がいても僕がオナーになることがあるんです、奇跡的に。でも野球だと、例えば松坂が18打席投げて奇跡的にホームランを打つ素人さんはいないんです。そこが魅力ですかね。
丸山:野球の世界だとプロ野球選手と野球をすることはなかなかないけど、ゴルフはプロゴルファーと1日中プレイすることがあるね。おじいちゃんからお父さん、息子、孫までみんなが楽しめる幅広いところはゴルフの魅力だよね。
上地:本当にそう。
丸山:野球とは違うと感じる?
上地:全然違う! 言葉は悪いですけど、野球をやっていたころはゴルフに対して「止まってるボールを打って何が楽しいんだ」って思っていました(笑)。
丸山:みんな必ずそれをいいます。
上地:止まってるボールを打つほうがめちゃくちゃ難しい。
丸山:“世界一のスポーツ選手”といわれたマイケル・ジョーダンも「ゴルフが一番難しい」といってるんですよ。僕は「こんなすごい人までそんなことをいってくれるんだ」って、18歳のころから大ファン。
上地:23番好きですもんね。
◆個人競技ならではの苦悩
丸山:僕はチームプレーの経験がない。団体競技ってどうなの?
上地:自分のチームメイトが活躍することが何よりうれしいと感じます。
丸山:個人のことより、チームのことを1番に考えるのがメインなんだ?
上地:そうですね。
丸山:僕も小さいころにゴルフだけじゃなくていろんなことをやるべきだったかな。僕は子どものころ、ルームメイトとか友人との宿泊が嫌だった。「自分の世界を作らないといけない」と思ってたから。一応自分の息子にはバスケットとかサッカーをやらせているんだけど、ウチの息子は友達と同じ部屋で寝ることが全然平気。最初は「試合に向けた心構えがなってない」なんていってたんだけど、こういう感じのほうが将来的に伸びるかなって思うようになった。自分がしてこなかったことを息子には期待したいね。雄輔くんも、これまで誰かと一緒に寝たりしてきたでしょ?
上地:そうですね、寮生活だったので。
丸山:今でも友達と一緒に寝るのも平気?
上地:全然平気。
丸山:そうでしょ? 僕はなんか苦手なの。どうしたらいいかわからない。
上地:それ完全に個人競技の人ならではかも。
丸山:テレビ消すのも、イップス(※突然自分の思い通りのプレーや意識が出来なくなる症状)になっちゃってできない(笑)。
上地:そんなイップスあるか(笑)!
次回、12月3日(日)の放送は、元ボクシング世界チャンピオンの長谷川穂積さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:
@ sundaybacknine_tfm/