吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。12月5日(土)の放送では、アクセサリーブランド「000(トリプル・オゥ)」デザイナーの片倉洋一さんに、同ブランドが手がける糸のアクセサリーについてお話を伺いました。
「000(トリプル・オゥ)」糸のネックレス
古くから織物の産地として知られる、群馬県桐生市。
この地で長年、織物産業に携り、和服から洋服、装飾品に至るまで、さまざまなブランドの刺繍を手がけてきたのが、刺繍工房の老舗、1877(明治10)年創業の株式会社笠盛です。
そんな笠盛が、現在手がけているのが、アクセサリーブランド「000(トリプル・オゥ)」。
使う素材は、糸だけです。
使う素材は糸だけ!
地元の染色職人や糸を撚(よ)る職人の手を借りて、こだわり抜いた1本の糸から、刺繍でピアスやネックレスなどの立体を製作。
手仕事と機械、2つの技術を組み合わせて、つけ心地が良く、美しくやさしいアクセサリーに仕上げています。
ブランドこだわりの4つの“やさしさ”
糸のアクセサリーを通して伝えたいことは、“やさしさ”。
片倉さんは、「4つの“やさしさ”があるんですね。1つ目は、つけていることを忘れる軽さ。2つ目は、金属アレルギーの方にもやさしい。3つ目は、糸だから洗える。4つ目は、直せる限り、永久保証の修理サービスです」と胸を張ります。
なにか、世のなかの役に立つような“ものづくり”をしたいと、10年前ほど前に模索していたなかで、考えついたのがアクセサリーだったという片倉さん。
刺繍の技術を活かしつつ、社会の役に立ちたいという思いがあったと言います。
1本の糸が美しくやさしいアクセサリーに
「私たちの手元から出ていくときは同じような商品であっても、それがお客さまの手に渡ってから、育ててもらうようなことができたらいいなと思っています。“そういえば、誰かのパーティのときにつけて行ったね”というように、人生の記憶の一部に残していただければうれしいですね」
「000(トリプル・オゥ)」の色とりどりのアクセサリー
新しい刺繍のカタチ、「000(トリプル・オゥ)」のアクセサリーは、桐生を代表する織物メーカーからの“やさしさ”のおすそ分け。贈り物にも喜ばれそうですね。
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/