スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。4月10日(日)の放送では、リスナーから届いた「スピリチュアルなメール」を紹介しました。
江原啓之
◆コロナ禍で会えなかった祖母が倒れてしまい…
接客業に従事しています。「実家にいる家族に新型コロナウィルスをうつしてしまうかも……」と思うと、車で約20分の距離の実家に、1年ほど帰ることができませんでした。
私は小さい頃からとても祖父母っ子で、「祖父母にうつすことだけは何があっても避けたい」と思ってメールでやり取りをしていたのですが、昨年末、「2022年はできるだけ顔を見せるようにしよう」と思い立ち、祖母に電話をかけました。
祖母から「1月3日においで」と言われたので、予定を決めて電話を切ろうとすると、いつもなら「じゃあまたね」と言って切るのに、その日は「元気でおりよ」と急に言われました。「もうすぐ会うのになんで?」と思いましたが、深く考えずに「わかった」と言って電話を切りました。
そして帰る予定だった前日、元気だった祖母が散歩中に倒れました。すぐに搬送され、一命は取り留めたのですが、今も昏睡状態のまま。一生寝たきりで、意識が戻ることはないと言われました。祖母は、自分がこうなることをわかっていたのでしょうか?
コロナ禍で面会も一切できず、次に会えるとしたら、元気になって退院するときか、亡くなったとき。私が小さい頃、祖父母と一緒に江原さんが出ていたテレビ番組を毎週観ていたことを思い出し、「いつか何かあったら江原さんに聞きたいね」と話をしていた記憶がよみがえり、居ても立っても居られなくなり、メールを書かせていただきました。
◆江原からの“ことば”
ちょっと深く見ないといけないんです。まず、“魂の深層心理”のようなものがある。例えば、お祖母さんが自分ではわかっていなくても、魂の奥底から「元気でいなさいね」と言ったのかもしれない。
「今にして思えば、なぜあのとき、あんなことを言ったのだろう」ってことは、よくあると思うんです。でも(そのときは)、本人にその自覚がなかったりする。ただ、“魂の自覚”はある。人というのは、還るときや人生の節目がわかっていたりするんです。だからお祖母さんの愛が“言霊”にして、そう告げたのではないでしょうか。
まだ昏睡状態なのかもしれませんが、そのことが理解できたら、もしかしたらスッと還れるのかもしれない。今いるのは、みんなのために残っているのかもしれませんね。本当だったら、スッと逝けたほうが、お祖母さんにとっては幸せかもしれませんものね。
◆江原啓之 今宵の格言
「愛とは後悔しないことです」
「毎日を大切に生きることです」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/