TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。1月13日(水)のお客様は、放送作家の野々村友紀子さんとお笑いコンビ・Aマッソの加納さん。ここでは、加納さんのエッセイ集「イルカも泳ぐわい。」に関する驚きの事実について語り合いました。
▶▶この日の放送内容を「AuDee(オーディー)」でチェック!
(リモート画面)野々村友紀子さん、(右)Aマッソ・加納さん
◆「加納ちゃんが書くまで忘れてた」(野々村)
野々村:「イルカも泳ぐわい。」を読ませていただきました。
加納:うわぁ、ありがとうございます。
野々村:どう? 売れてる?
加納:あの……売れてます(笑)。このあいだ第4刷を出させていただきまして。
野々村:あららら、ええ感じやん。
加納:嬉しいです。
野々村:でもびっくりしたよ、最初。
加納:そうなんですよ。タイトルにさせてもらった「イルカも泳ぐわい。」は、(野々村さんの漫才の)セリフから拝借するっていう。
野々村:私がもともとね、吉本さんのほうで芸人をやらせていただいていて、コンビでネタをやっていたんですけど、そのときにやっていたネタのほんとに“誰もこんなとこ覚えてないで!?”っていう(セリフの)とこやで?
加納:はい(笑)。
野々村:だからびっくりした! ツッコミの後の言葉やから。しかも、私じゃなくて相方の言葉やからね。
加納:はい。これはずっと聞きたかったんですけど、お会いしたときにストレートすぎてなかなか聞けなかったんですけど、漫才のセリフとか覚えていますか?
野々村:覚えてる。だけど、(“イルカも泳ぐわい”は)加納ちゃんが書くまで忘れてた。
加納:ええ! 嘘!
野々村:今までの人生のなかで1回も思い出したことはない(笑)。
加納:そうやったんですね(笑)!
野々村:そうそう。この前、元相方ともしゃべっていて。もともと幼馴染で友達っていうのもあって、解散してもたまに電話でいまだにしゃべんねんけど、「こんなん覚えてる?」って聞いたら、「ああー、そういえば言ったな」って言って。
加納:えー! それぐらいの。(この言葉は)野々村さん発信なんですか?
野々村:私じゃない、相方がなんか付け足しだしたんやね。それも2人でしゃべっていてもまったく思い出されへんかってんけど。ほんで、普通のことやったと思うのよ。“普通のことやわ”っていうのを表現するために「そりゃイルカも泳ぐわい」って言ったことやから。
加納ちゃんが本にも書いてくれてたけど、「これが“ご飯も食べるわい”とかやとアカン」とか、本人のなかでもあったと思うんよね。それで本番でネタをやっている最中に「イルカも泳ぐわい」っていうのがポロッと出て、多分しっくりきたんやろうね。それを気に入って、ウケようがウケまいが関係なく言ってたわ。
加納:あらためて自分のエッセイにさせていただいて思いますけど、何回聞いてもいいですよね。私たぶん、野々村さんより好きですよ、このセリフ(笑)。
野々村:そうやと思う。私、なんとも思ってなかったから。
加納:ハハハ(笑)。
野々村:“そんなところを注目する人おんねんや”と思って。
加納:なかなか出会えないですよね。
* * *
本日1月21日(木)のお客様は、紗倉まなさん×田中慎弥さん(作家)がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/