市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。9月22日(木)放送の「若新雄純の『無責任相談所』」のコーナーでは、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が、リスナーからの相談に答えました。
木曜レギュラーパートナーの若新雄純
若新がリスナーからのお悩みに答えるものの、その回答には一切責任を取らないという斬新(!?)なコーナーです。この日紹介したメッセージは、クラスの目を気にして学校に通えなくなってしまった中3の息子をもつ方からの相談です。
<リスナーからの相談>
中3の息子が、同級生が自分のことをどう思っているのかが気になってしまい、学校へ行けなくなってしまいました。
息子は「自分がクラスにいるだけでクラスメイトに迷惑をかけてしまうから、いないほうがいいんだ」と話しています。私は人の視線を気にしないほうなので、息子に何と言って励ましていいのかわかりません。
息子が笑顔になって、“生きていることは楽しい”と思ってもらいたいです。ぜひアドバイスをいただけたら幸いです。
◆心配するよりも、家族みんなで“覚醒”を面白がる
今回の相談を受けて若新は、「(息子さんは)“覚醒した!”ということじゃないでしょうか?」と述べます。
こうした類の悩みを抱えることについては、「素晴らしいことであり、人生をより豊かにする。むしろ、人生はここから始まるぐらいの感覚で捉えていくことが大事」とも。“人の視線が気になる”という、“新たな感性”が芽生えたことについては、「『(他人の目を)気にするな』と言っても無理。(その感性を)大切に育てていくしかない」と語ります。
続けて「(息子さんは)覚醒したばかりで、(世界が)まぶしくて刺激が強いのだと思う。他人の気持ちや感情みたいなものが自分のなかに流れ込んでくる状態になったということ」と私見を述べます。
このような状況で、母親ができることについては、「赤子が母体から出てきて誕生したばかりの頃は、急に空気に触れて不安で泣き続けているけど、それを見ても周りの人たちは心配しない。むしろお祝いします。(母体の)閉じこもった世界から出てきたから泣くのは当然。すべてが初めてで、全部が新鮮。不安なので守ってあげなきゃいけないし、まだ1人で歩いてはいけない。そこから立ち上がっていくところを、みんなでポジティブにものすごく応援しますよね」と独自の視点で解説。
それと同じように「(息子さんの感情は)新たな第二の誕生で、特に他人の視線や気持ちは眩しくて苦しいんだと思う。慣れていくには時間がかかるし、そうした感情と向き合い、受け入れながら感性豊かな人間になっていくもの。(そうした成長段階を)家族みんなで面白がるといいのでは?」と提案します。
例えば、人の視線が気になる息子さんに対し、私服を一新するようにすすめてみたり、これまで通っていた理容室から美容室へ変えてみたり、そういう外見的なことからでもいいので「(息子さんが)大人になっていくことを心配するよりも、みんなで面白がって“覚醒中なんだ”と喜ぶことで、(今、抱いている感情は)“悪いことではない” “新たな感性が開いたことは素晴らしいことなんだ“と気付くときがくるのではないか」とアドバイスを送りました。
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<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/38286