10代向けのラジオ番組TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。3月30日(月)は『掲示板逆電』を放送。3月末に退任するパーソナリティのとーやま校長が、気になるメッセージを投稿したリスナーに電話をかけて直接話をしていきました。その中から、15歳の男子リスナーとのやり取りを紹介します。
――リスナーのメッセージ
【とーやま校長! そしてスクールオブロックの職員の皆さん! 僕、とーやま校長が逆電する最後の生徒になりたいです! ぜひよろしくお願いします!! 逆電されたいなー。(15歳男性)】
とーやま校長:あのさ……俺は話がしたいのよ。今、電話をしようと思っているんだけど、この後も明日も電話は繋ぐのよ。だから、これからかける電話に出ちゃうと……最後の生徒には確実にならないってことなんだけど……(笑)。でも俺は話がしたいから、電話するよ(笑)。いや、(電話が鳴っているのを)スルーして、明日に賭けてみるというのでも全然いいよ(笑)。でも俺が最後ということで、話したい生徒もたくさんいるわけよ。ここを逃したら……ないかもしれないな(笑)。
――このリスナーに電話をかけてみると……
リスナー:もしもし!
とーやま校長:あれ?(笑)。ラジオ聴いてた?
リスナー:はい。
とーやま校長:じゃあ……どうする? たぶん最後にならないよね。
リスナー:あぁまぁ……逆電できただけで嬉しいので。
とーやま校長:ありがとうな(笑)。今は何をしていたの?
リスナー:塾から帰っているところです。
とーやま校長:春からは高校生?
リスナー:高1です。
とーやま校長:そうか。でも入学式とかは、どうなるかまだわからないよね?
リスナー:そうですね。(高校からは)4月10日に入学式をする、としか言われてないです。
とーやま校長:そうか……じゃあ決まったら、随時連絡が来るって感じなのか。
リスナー:はい。
とーやま校長:なんで逆電をしたいな、って思ってくれたの?
リスナー:4月から高校生になるので、応援の言葉をいただけたらなと思って。
とーやま校長:高校生活は楽しみ?
リスナー:楽しみです。新しい友達に出会えるというのもあるし、部活にも入ろうと考えているので。
とーやま校長:何部に入りたいの?
リスナー:いまのところは野球部かなと。
とーやま校長:あれ!? いままで野球やってたの?
リスナー:はい。
とーやま校長:小、中とやってたの?
リスナー:そうですね。
とーやま校長:俺は高校に入って、(野球部を)3ヵ月でやめちゃったからさ……もうついていけなくて興味もなくなっちゃったんだけど、俺みたいにならないようにしてね。
リスナー:はい。
とーやま校長:あとは、いままで彼女はいたことある?
リスナー:いや、いないです。
とーやま校長:彼女ほしいでしょ?
リスナー:まぁ……できれば。
とーやま校長:(笑)。いま、好きな子はいないの?
リスナー:いまはいないです。
とーやま校長:(高校は)共学?
リスナー:はい。
とーやま校長:いいね。俺は好きな女子にいかに面白いと思ってもらえるか、ということしか考えてなかったからさ……高校生活なんて。でも俺は、それがすごく楽しかったんだよね。「じゃあこうしてみよう」、「あんなことを言ってみよう」とかさ。俺的にはそんなことが原動力だったんだけど、高校生活を楽しむために“こういうことが原動力になりそうだな”というのはある?
リスナー:う~ん……とりあえず、自分の長所とかを周りにアピールしていくことです。
とーやま校長:うん! 長所について友達から言われたことあるの?
リスナー:いや、あんまり……。
とーやま校長:自分ではどこだと思っているの?
リスナー:自分では、どんな人とでも分け隔てなくしゃべれるところだと思っています。
とーやま校長:いいね! 4月から学校が始まったら、絶対的にみんな不安じゃん? だけど、クラスにお前のようなヤツが1人いてくれるだけで、「初めましてだけど、話していいんだ!」って空気が生まれるから。そこを率先していけたらいいね。そしたら、みんなも話しかけてくれるだろうしね。
リスナー:はい。
――4月からはどういう生活?
とーやま校長:あと……俺に聞きたいことってある?
リスナー:えっと……明日(3月31日)で、SCHOOL OF LOCK! を退任されるじゃないですか。あさって(4月1日)からは、どういう生活をするのかな? って。
とーやま校長:俺の生活スタイル?(笑)。たしかに……逆に相談に乗ってほしいんだけど。
リスナー:はい。
とーやま校長:今日もさ、無意識で……例えば夕方になったら
掲示板をパーっと見て、授業(放送)内容を確認して。授業の最後には何となくこんなことを伝えたいな、というのを、無意識のうちにやっているんだよね。今日もやったんだけど、あさってになったらそれをしなくていいというか、する必要がなくなっちゃうのよ。
リスナー:はい。
とーやま校長:だから、どうしたらいいかわからないんだよね。夜を。どうしたらいいと思う?
リスナー:今まで通りに、「自分だったらこうするな……」というのを、考えてみたらいいんじゃないかと思います。
とーやま校長:え? SCHOOL OF LOCK! に今日も行くとしたら、「自分だったらこうするな……」と考えるってこと?
リスナー:はい!
とーやま校長:……悲しいなぁ~(笑)。そうか、それを思いながら(ラジオを)聴いたらいいのかな?
リスナー:はい。
とーやま校長:水曜日(4月1日)からも聴いてくれるの?
リスナー:はい、聴きます!
とーやま校長:さかた新校長とこもり新教頭のSCHOOL OF LOCK! って、何か思っていることはある?
リスナー:いやもう、楽しみです。
とーやま校長:ほんと!? いやいい! それでいいと思う!
リスナー:はい。
とーやま校長:SCHOOL OF LOCK! は続くから、高校生活のスタートも大丈夫だしこれからも大丈夫だと思うけど、新しい校長、教頭も助けてくれるはずだから! いつでもやって来たらいいよ。
リスナー:はい。
――リスナーから校長へ
とーやま校長:じゃあ最後に、言い残したことでも何でも……。
リスナー:校長先生に伝えたいことがあるので……。
とーやま校長:はい、何?
リスナー:校長先生のおかげでラジオの楽しさを知ることができたし、SCHOOL OF LOCK! に出会っていろんなアーティストのみなさんを知ることもできたので、本当に感謝しかないです。ありがとうございます!
とーやま校長:うん! そうか……毎日やってきて、今言ってくれたようなことを「伝えないといけない!」、「やらないといけない!」とは、正直あまり思ったことがないんだけど……。俺は考えることと言ったら、来てくださったアーティスト講師、今しゃべっているお前のことだけだったのよ。器用じゃないから。でも結果的に、そういう風に受け取ってくれていたんだということが、本当に……なるほど、俺がやってきたのはこういうことだったんだ、ってわかる。
リスナー:はい。
とーやま校長:これからもっとわかっていくんだろうけど、まだ……言っても、真っただ中にいるから。4月1日になったら、ようやくわかることもたくさんあるんだろうなって。4月以降は今言ってくれたようなことを感じるのかな……ってすごい思って。そう考えたら、あまり寂しくないかもしれないな。うん。そういうことを実感できる春以降、ってことを考えたら。
リスナー:あぁ……。
とーやま校長:それを気づかせくれて、本当にどうもありがとう。
リスナー:こちらこそ、ありがとうございました。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:とーやま校長
放送日時:月~金曜 22:00~23:55
番組Webサイト ⇒
https://www.tfm.co.jp/lock/