「東京アラート」も解除され、だんだんと通常の生活に戻りつつある日本。引き続き、リモートワークを続ける方々もまだ多いとはいえ、朝の通勤電車やバスは再び混みあうようになってきました。久々に電車に乗ると気になるのが「周囲の人たちのマナー」。新型コロナ流行前より、マナーに関して気になることは増えているようです。

TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する？』」。6月18日（木）の生放送では、パーソナリティをつとめるたかみなと、木曜パートナーで文筆家の古谷経衡さんが、「自粛明けで感じる“電車・バス”のひどいマナー」というテーマに寄せられたメッセージについて答えてくれました。

※写真はイメージです

◆コロナがあるから気になる！「飛沫マナー」
「NOマスク、NOガードで全力くしゃみ。からの、鼻をこすった手で吊革をにぎった人に遭遇……。マナーのかけらもない！ 一体どういうつもりでそういう行動をしているのか」（30代・男性）

信じられないけどたまに見かける「もしかしてコロナのことを知らない？」というような行動をする人。例え感染症が流行していなくてもマナー違反です。

「せっかくマスクをつけているのに、顎に引っ掛けて、口全開で仲間とワイワイしゃべってる兄ちゃん。意味ないじゃん！　お友だちに飛沫が飛んでかわいそう……残念な“顎マスク族”」（40代・女性）

暑くなってきたので、マスクをつけていると蒸れて不快になって、つい外したくなるのは分かります。ですが、せめて対面でしゃべるときは、鼻まで上げていないと意味がありません。

「渋谷駅から“マスクなし”で乗車してきたおじさん。ほろ酔いで歌をうたって……飛沫が飛ぶ!! 本当にやめてほしい。ただでさえ、歌舞伎町などの夜の街で、感染が広がっているというのに」（20代・女性）

“夜遊び＆マスクなし”のコンボ。こんな人が乗ってきたら、別の車両に移ってしまうかもしれませんね。

◆気になる！“座る席”問題
「誰かと隣に座っているだけでなんとなく不安なのに、帰りのバスでうたた寝してこちらに寄りかかってくる人が。“密、密!!”と心の中で叫んでしまいました」（20代・女性）

これにはたかみなも、「ありますよね。コロナの時期で、人との距離感、どのくらいが正しいのかって各々で違うじゃないですか。バスとか電車は難しいですよね」とコメント。古谷さんも「バスは座席がカッチリとしていますからね。なかなか避けるのは難しいかもしれませんね」と話していました。悪気はないのかもしれませんが、今は知らない人との接触はなるべく避けたい時期。うたた寝して迷惑をかけないよう、気をつけてもらいたいものです。

「電車に乗るとき、“ひと座席分開けて座る”のが、なんとなく暗黙のルールとなっていますが、両サイドに荷物を置いてかつ足を無駄に大きく組んで、“隣に座るなアピール”をしている人を見かけました。気持ちはわからないでもないけど、どうなんでしょう!?」（30代・男性）

「駅のエスカレーターで、前の人との間隔を空けようと、4マス分待って乗ったおばちゃん。おばちゃんが待った分、軽く渋滞ができちゃってるから。後ろも気にして！」（20代・男性）

距離を空けたいのは山々ですが、空いている電車ならまだしも、それなりに混んでいる場合は難しい場合も。“自分だけは空間を確保したい”というのはマナー違反かも。

◆過剰な反応も困りもの
コロナを怖がるあまり、過剰な行動に出てしまう人も。

「窓の開きが甘かった窓を、人を押しのけて無理やり下げるおばさん。みんなのためとはいえ、ちょっと怖かったです」（20代・女性）

喚起を気にするのも分かりますが、その行動が、より“密”を引き起こしているのでは……。

「自分が触る手すりやつり革に、消毒スプレーをかけていた人がいました。結構混んでいた電車だったので、スプレーの飛沫が他の人にちょっとかかっていて。せめて除菌シートならいいんですけど、スプレーはちょっと……」（30代・男性）

ウイルスに過敏になるあまり、周りのことを考えられなくなってしまうことも。どちらにしろ“自分だけがよければいい”という考えは危険です。

ただでさえ人のマナーが気になる満員電車やバス。新型コロナの流行で、さらに一人ひとりのマナーが重要になってきました。自分のことだけを考えるのではなく、どうすれば皆が快適に乗り物内で過ごせるのかを考え、今一度、行動を見直してみることが必要かもしれません。

【番組概要】
番組名：高橋みなみの「これから、何する？」
放送日時：毎週月～木曜 13：00～14：55
パーソナリティ：高橋みなみ
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/korenani
番組SNS：
LINE=@korenani
Twitter=@KoreNaniTFM
Instagram=korenanitfm