ONE OK ROCKのTakaさんが、9月8日(木)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。9月9日(金)リリースのニューアルバム『Luxury Disease』について、パーソナリティのこもり校長とぺえ教頭の質問に答えました。
こもり校長:3年半ぶりのニューアルバムということでかなり長い期間が空いていますが、アルバムの構想自体はいつごろからあったんですか?
Taka:前回の(2019年2月にリリースした)『Eye of the Storm』というアルバムのツアーを回って、日本のアリーナ後半くらいには固めていましたね。「ロックテイストのアルバムを作ろう」というのは、明確にありました。
こもり校長:でもこのタイミングで、世の中がガラっと変わりましたよね。
Taka:そうですね。でも日本だけがそうなのではなくて、世界中が同じタイミングでストップするって相当レアな緊急事態だったから……。そういう気持ちを時差なく世界中の人がシェアできるのは、ある意味アーティストとしてはひとつのメッセージを投げかけられるいいタイミングだな、とは思いましたけどね。
こもり校長:今作のプロデューサーに、Green Dayなどのロックバンドを手掛けたロブ・カヴァロさんを迎えて制作されたということですが、一緒に作ってみてどうでしたか?
Taka:おもしろいな、と思いました。いろんなレジェンド級のアーティストをプロデュースした彼でも、ロックという音楽を自分のライフスタイルに取り込みながら生きているから、完璧じゃないんだなと思う部分もあって。すごく人間味あふれる方でした。
こもり校長:コミュニケーションとりながらの制作だったんですか?
Taka:そうですね。家も近いので、何かあるとすぐうちに寄ってくれて「どう思う?」とか聞いてくれるし。逆に自分が忙しくなると、全く連絡を寄こさなくなったりとか(笑)。自分に正直なおっさんですよ。
こもり校長:『Luxury Disease』というタイトルには、どういう意味があるんですか?
Taka:僕らは、メジャーデビューして1枚目のアルバムが『ゼイタクビョウ』(2007年リリース)というタイトルだったんです。その英語バージョンですね。10枚目のアルバムという区切りもありますし……あのころは、僕らがまだ世間にうまいこと認められてない状態だったんだけど、あのころから“何かをひっくり返してやりたい”という気持ちは変わっていなくて。
こもり校長:うんうん。
Taka:僕らがアメリカやヨーロッパで活動しだして6年くらい経つんですけど、やっといろんなものを吸収して必要なものをリュックに入れて、これから挑んでいこう、登っていこう、という最中なんです。だから、やっとスタートラインに立っている気がしていて。会社の独立だったりレーベルの完全海外移籍とかもそうなんだけど、ここからまた昔と同じことをこの広大な地でやり始めるんだな、という。初心に返るじゃないけどそういう思いを込めて、今回はすでに出したことのあるアルバムタイトルの英語バージョンで出しました。
こもり校長:かっこいいなぁ~……。6年前くらいに初めてお会いしたけど、ずっとそのスタンスですよね。
ぺえ教頭:核となる部分が変わらないんだね。
こもり校長:今回は「When They Turn the Lights On」を初オンエアさせていただきますが、どういう曲ですか?
Taka:最初にできた曲なんです。プロデューサーのロブと仕事を完璧にし始める前で、彼がこういう曲調好きだろうな、という思いを込めて作った曲ではあるんですけど。僕自身が曲を作る際に、ほっとくとディズニー調になったりミュージカル調、オペラ調になったりするんです。いつもは、なんとかそういかない方向にそぎ落として、ONE OK ROCKのメロディにしているんだけど。この曲はあえてそういうところを全面に出して、ピアノとメロディと歌詞をつけて最初にデモとしてロブに聴かせた曲だったんです。
ぺえ教頭:へえ~……!
Taka:でも彼はその部分を気に入ってくれて、彼のエッセンスがまたそこに入って……ギターが入ったりコーラスが入ったりしてこういう曲になりました。僕がいちばん好きな曲でもあります。
――ここで、「When They Turn the Lights On」をオンエア
VIDEO
こもり校長:(楽曲を聴いて)むっちゃいいじゃないですか。
Taka:ありがとうございます!
ぺえ教頭:……沁みる。
こもり校長:僕はワンオクの曲で何が好きって、日本詞がキュンとくるんですよ。
Taka:すげぇいい表現!
こもり校長:僕は英語がしゃべれないので、歌詞を見ても何を言っているかわからないんですけど、奏でている音や声がいいなと聴いているときに歌詞の内容がわかるとキュンとくるんです。
Taka:なるほどね。
こもり校長:しかも、最後(の歌詞)にあんなこと言われて、ドキドキもしちゃいました。
Taka:いきなり後ろから、パーンとひっぱたかれる感じでしたよね(笑)。
こもり校長:そうそう。「ハァっ!?」ってなる(笑)。「なんだよ、カッケーな!」みたいな。
ぺえ教頭:ムカつくんじゃなくてね(笑)。
Taka:そっちか! ありがてーな(笑)。
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聴取期限 2022年9月16日(金)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒
https://www.tfm.co.jp/lock/