住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。6月7日(月)放送のコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」のゲストは、シンガーソングライターの平原綾香さん。今回の放送では、5月に開催されたアイスショー「LUXE」に出演したときのエピソードや、6月2日(水)にリリースしたライブベストアルバム『Save Your Life ~AYAKA HIRAHARA All Time Live Best~』について語ってくれました。
(左から)平原綾香さん、住吉美紀
2003年に「Jupiter」で歌手デビューを果たした平原さん。デビュー後は日本レコード大賞新人賞や日本ゴールドディスク大賞など数々の賞を受賞。活動は多岐にわたり、ミュージカルや映画の吹き替えなど、さまざまなチャレンジを重ねています。今回は、6月5日(土)からスタートした全国コンサートツアー「平原綾香 CONCERT TOUR 2020-2021 〜MOSHIMO〜」のなか、スタジオに起こしいただきました。
◆メダリストスケーターたちと氷上で夢の競演
アイスショー「LUXE」に出演したときの平原さん
住吉:5月に開催されたアイスショー「LUXE」では、主題歌「LUXE」を書き下ろしただけでなく、実際に滑って歌ったそうですね。
平原:そうなんですよ。主演の髙橋大輔さんをはじめ、荒川静香さんや素晴らしい俳優さんのなかに入らせていただきました。源氏物語を元にした「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」から出演しているんですけれど、氷の上って本当に滑るんですよ(笑)。
“プロの人って、よくこんな上を滑っているな”と思いながらずっと歌っていたので、滑らない床でおこなうコンサートツアーのときは、まあ歌いやすくて(笑)。“こんなに恵まれた環境で歌っていたんだ”って思いました。
アイスショー「LUXE」のスケート練習風景
住吉:そうだよね(笑)。考えてみたら、バランスボールの上にずっと立って歌っているようなもので。慣れてくると力が入ってくるものなんですか?
平原:最近は(歌いながら)ちょっとクルッと回れるようになりました。もちろんジャンプではないですよ。ピボットターンもどき……みたいな。
住吉:すごーい! 写真を拝見しましたが、豪華で重そうなドレスを身にまとって頭にも装飾が付いていましたね。
平原:あとは宙吊りになったり(笑)。
住吉:オリンピックで活躍されたメダリストたちと並んで滑るときって、どんな気持ちですか?
平原:もうね、みんなすごすぎて……。そんなすごい人たちと毎日氷の上にいると、だんだん感覚がマヒしてくるんですよ。自分もアイススケートがうまくなった気になる(笑)。
音楽もですけど、上手な人と一緒に歌うと影響を受けるんですよね。スケートも同じです。夢の世界でした。
アイスショー「LUXE」に出演したときの平原さん
◆さまざまな分野に飛び込むようになったきっかけは?
住吉:今までの自分とは、まったく違う分野のことを「やってみない?」と言われたときに、心のストッパーはかからないほうですか?
平原:今はそうかもしれませんが、昔、ミュージカルに誘われたときは断っていました。
住吉:本当!? 気持ちが変わった理由は?
平原:たぶん、チャレンジしてみたいことほど不安がある、っていうことに気付いたからです。“大好きな人のことを考えると不安になる”っていう気持ちに近いかもしれません。自分の性格が、あまのじゃくだということに気付いてからは、“すごく不安な気持ちになるからやってみよう!”と思うようになりました。そうしたら、人生が変わってきました。
住吉:へええ! 素敵!
◆7年分のライブ音源を再編集したベストアルバムがリリース
住吉:平原さんは6月2日(水)にライブベストアルバム『Save Your Life ~AYAKA HIRAHARA All Time Live Best~』をリリースされました。7年分のライブ音源から43曲をリミックス・リマスターされたとのことで、3枚組のアルバムになっております。これは想像ですが、ライブがなかなかできない時期だからこそ“作ってみよう!”って思った?
平原:そう。今はコンサート中ですけれど、なかには“今回は行くのをやめておこうかな……”と思っている人たちもたくさんいらっしゃるようで。そう思っている人たちにもライブの感覚を少しでも届けたいと思ってリリースしました。
住吉:聴かせていただきましたが、すごいですね。安定感がハンパない! 声がバーンと出ていて、スタジオでレコーディングしたような安定感ですね。拍手や声援が聞こえてきて、ようやく“これはライブの音源なんだ”って気付く。それも7年分の音源ですよ。すごいですね。
平原:“どの曲を聴いてもらおうかな?”って自分だけでは決められなくて。それに、自分で決めると、“この歌い方はだめなんじゃないかな……”って思うことがあって。
住吉:あるの!?
平原:ありますよ。いつも思っています。
住吉:全部、すごくいいですよ!
平原:ありがとうございます。
住吉:7年分の音源は、どうやって選んだんですか? 同じ曲でも、たとえば“何年に歌った音源を使おう”って考えるんですよね?
平原:そうなんですよ。アルバムの収録曲はリリース順に並べているので、1曲目は「Jupiter」なんです。自分の歌の軌跡をたどることができるライブベストアルバムになっているんだけど、みんなが一番聴きたい「Jupiter」は、どの年代(のライブ)なのかがわからないので、そこはスタッフにお任せしました。
住吉:へええ! 最終的にはご自身で納得されたんですよね?
平原:実は、納得していない部分というか、“恥ずかしい……”って思う部分もあるんですよ(笑)。でも、それも含めてのライブ音源なので。“完璧な歌よりも、伝わる歌のほうがいいな”って思うようにしました。
住吉:どこが完璧じゃないのかわからないけれど、ご本人のなかでは微細な違いがあるってことですよね。聴いている側としては、どれも心に伝わる歌声です。ちなみに「Jupiter」は2018年のライブバージョンとのことです。音源を聴いていると、当時のライブのことを思い出したりします?
平原:“このときはすごく楽しく歌っていたな”とか、“この時期は苦しかったけれど、歌ではバレていないな”みたいなことも思います(笑)。あと、エンジニアさんが総勢5名でライブミックスをしてくださって。アルバムに映像は収録されていないのですが、まるで現地でミックスしているように調整してくれました。聴いている人が目を閉じると、まるでライブ会場にいるかのような音に施してくださっています。
住吉:苦しかった時期もあったんですね……。
平原:それが赤裸々に全部(歌声になって)入っています。
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聴取期限 2021年6月15日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/