吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。今回の放送では、一般社団法人「鬼ごっこ協会」専務理事の羽崎貴雄さんにお話を伺いました。
外遊びの定番「鬼ごっこ」がスポーツに
子どもの外遊びの定番、鬼ごっこ。シンプルな遊びでありながら、日本では1,000年以上の間、親しまれてきた立派な文化です。
“子どもが遊ぶだけではもったいない”“大人を含めた、幅広い世代で楽しめる文化交流としての価値を広めたい”“鬼ごっこで、地域を元気にしたい”……
そんな思いから、鬼ごっこをスポーツの観点からも捉えた「スポーツ鬼ごっこ」を開発・推進する団体があります。“競技と遊びの両方を共存させたスポーツ”をコンセプトに掲げ、2010年に発足した「鬼ごっこ協会」です。
スポーツ鬼ごっこは、チームで戦うスポーツ競技。限られたコートのなかで、自分のチームのトレジャー(宝)を守りながら、時間内に相手のトレジャーを多く獲得したチームが勝ちとなります。
全身運動ですが、運動神経の良さや年齢、性別など関係なく、誰でも参加できて、同じ楽しさを共有できるのが魅力です。
誰でも楽しめる「スポーツ鬼ごっこ」
「とにかく、やるとみんなが笑顔になるっていうのが、どこへ行っても思うことなんです。私たちのビジョンとして、“鬼ごっこのある街づくり”ということを掲げています。鬼ごっこが公園などで自然とおこなわれている社会っていうのは、ある意味で“安全”だと思うんですね」と羽崎さん。
気軽に、みんなでできるのが特徴の「スポーツ鬼ごっこ」。日本だけでなく、世界にも普及していて、各地で大会やイベントがおこなわれています。
「実は、鬼ごっこは種類もたくさんあって、高齢者や障がいを抱えた方でもできるし、いろいろな多様性を持った人たちがしっかり楽しんでいける社会、さらに、平和の象徴にもつながっていくと思います。そんな意味で、“鬼ごっこのある街づくり”をビジョンに掲げています」
鬼ごっこのある町は、笑顔が溢れる町。これからもっともっと増えていきそうですね。
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php