ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMのラジオ番組「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」(毎週金曜 17:00~17:25)。
今回のゲストは、水野良樹さん(いきものがかり)×狩野英孝さん(お笑い芸人)。2人がデビュー前にすれ違っていた“路上ライブ”時代を振り返りました。
狩野英孝さん、水野良樹さん
「いきものがかり」として数々のヒット曲を生み出している水野さんですが、最近では「清志まれ」名義で初の著書「幸せのままで、死んでくれ」(文藝春秋)を執筆するなど幅広い分野で活動しています。
一方、ナルシストキャラでブレイクし、テレビ番組のドッキリ企画で歌手デビューも果たした狩野さん。最近では、ゲーム実況などをおこなう自身のYouTubeチャンネルの人気も上昇中です。
「ミュージシャン」と「お笑い芸人」……一見すると接点がなさそうな2人ですが、実はさかのぼること20年ほど前。アマチュア時代に、お互いの存在を意識する出来事があったそうです。
◆2人はかつてのライバル…!?
水野:やっとお会いできましたね。
狩野:1回リモートで、少しだけお話させていただいたことがあったんですけど、初めてですね。
水野:ちゃんと面と向かってお話するのは初めてで、緊張しています。
狩野:ジャンルも違うし、なかなかの組み合わせだと思って、僕も戸惑いを隠せないんですけど、嬉しいです。
水野:本当ですか? 僕らからすると、狩野さんは、かつてのライバルで、僕らにとっては本当に超えられない壁だったんですよ。
狩野:(笑)。……ちょっと説明をお願いします!
水野:いきものがかりは路上ライブからスタートしたグループで、当時、神奈川の小田急線沿いの駅で路上ライブをして、いろんな駅で人を集めていたんですけど、新百合ケ丘駅だけはどうしても人が集められなくて。というのも、新百合ケ丘駅にはめちゃくちゃ人を集める2人組のグループいて、勝てなかった。その2人組の1人が……。
狩野:あ、どうも。狩野英孝です!
水野:(笑)。
狩野:いきものがかりさんは、僕とほぼ同級生ぐらいですよね。
水野:1982年生まれです。
狩野:僕も! 上京してきて、新百合ヶ丘にある日本映画学校という専門学校に通っていたから、学校帰りに「(路上ライブを)やってみようか?」みたいな流れで駅前でやっていて。自分でもびっくりするぐらいお客さんがいる感じでした。それからだいぶ時を経て、何か巡り合わせというか。
水野:ラジオや番組で狩野さんがちょいちょい触れてくださって、ある種ネタにもしてくれて、その度に僕のTwitterにいろんなファンの人が「あれは本当ですか?」「事実確認をしたい」とコメントが来ました。
狩野:僕はその話、自分からは一切しないんですよ。周りから聞かれたときに、「そうらしいっすね」ぐらいで。自分から言うと、どんどん嘘くさくなるから。それが水野さんの口から言っていただけるなんてめちゃくちゃ光栄ですよ。
水野:なんで音楽からお笑いの道にいったのですか?
狩野:僕、小学校のときからずっとテレビっ子で、音楽番組もドラマもお笑いも大好きだったんですよ。音楽で言ったら、お小遣いやバイト代を全部CDに回すぐらい本当に好きだったんですよ。
日本映画学校では、ダンスも音楽の勉強もあるし、もちろん演技の勉強もある。3年制の学校で3ヵ月だけカリキュラムで漫才実習があって、プロの先生たちが教えてくださるので、そこで何か「自分がやりたいことを見つけられるかな」と思って。
路上ライブをやっているときは、音楽でいこうとは別に思ってないし、お笑いにいこうとも思っていなくて。そういうフワフワした状態だったんですけど、卒業のときに、僕が所属するマセキ芸能社のお笑いライブを観て、「これがやりたかったんだ!」みたいな感じで、その道を目指しました。
水野:番組の中で、狩野さんが「50TA」として音楽をやられていて。芸人さんだから、ある種、面白みにもなっている中で、僕はやっぱり「(音楽を続けて)やったんだ! すごい」と思っていました。
狩野:僕、ギターも歌も独学レベルで、やっぱり実際にやってみても、すぐに行き詰まるし、幅がなくて。「50TA」をやっているときは、コントのキャラクターみたいだから堂々とできるんですけど、「俺、ミュージシャンだぜ!」という気持ちは一切ないですし、お恥ずかしいですね。
*
番組では他にも、水野さんが「清志まれ」名義で執筆した初の小説「幸せのままで、死んでくれ」(文藝春秋)について語る場面も。また、狩野さんはお笑い芸人としての活動や、ゲーム配信などについても語っています。
詳しくは番組のポッドキャストをご確認ください。
水野良樹さんのソロプロジェクト「HIROBA」初のフルアルバム『HIROBA』が2023年2月15日(水)に発売決定!
https://hiroba.tokyo/
3月18日(土)には「HIROBA」初のライブイベント「HIROBA FES 2022×2023–FINALE! UTAI×BA−」(@LINE CUBE SHIBUYA)の開催も決定しました。詳しくは公式サイトをご確認ください。
http://hiroba.tokyo/fes22-23/
次回11月25日(金)放送もお楽しみに!
<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/curators/