吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。6月11日(土)の放送では、再生紙ブランド「Caffe Latte(カフェラテ)」共同代表の鈴木雪姫(すずき・ゆき)さんに、「コーヒーカスの名刺」についてお話を伺いました。
コーヒーカスから作られた名刺
お店でコーヒーを淹れた後の“コーヒーカス”を活用した再生紙ブランド「Caffe Latte」。
その再生紙で作ったオーダーメイドの名刺作成サービスが始まりました。手がけているのは、2人の20代バリスタです。
毎日、お店で廃棄するおびただしい量のコーヒーカス。1杯飲むだけで、およそ15グラムのカスが出ると言います。
来店客の数に比例して増えていくコーヒーカスを目の前にして、“何かできないか”と考えた末にスタートさせたのが、再生紙へのアップサイクルでした。
20代のバリスタたちが考案
「コーヒーカスの再生紙は、リサイクルされた牛乳パックとクラフト紙、茶色い古紙ですね、それとコーヒーカスを混ぜ合わせています」と鈴木さん。
コーヒーカスから出る油分で機械が作動しないなど、試行錯誤を繰り返しながら完成したのは、コピー用紙などの「薄い紙」、名刺などの「厚紙」、工業用の「クレープ紙」の3種類。
「Caffe Latte」が掲げているブランドミッションは、“ずっとコーヒーを飲もう”。
消費や廃棄の見直しをできるだけカジュアルに、未来に向けて人にも地球にもやさしい選択肢を提案していきたいと話す鈴木さん。
「名刺で言うと、コロナ禍になってなかなか対面で名刺を渡す機会って減っていると思うんですね。そういうときに、コーヒーカスから生まれた名刺を使っていただくことで、よりお互いの印象に残ったり、コーヒーカスからできた紙があることを知ってもらったり、この人ってコーヒー好きなんだなって思ってもらったり。心がほっこりするような、そういう話題が生まれたらうれしいなって思っています」
試行錯誤の末、コーヒーカスをアップサイクル
オーダーメイドの名刺だけではなく、バリスタカードも「Caffe Latte」から誕生しました。
そもそも、バリスタは名刺を持たないと言います。
鈴木さんたちが提供するコーヒーは、生産地から消費者に届くまで、透明性がある豆を使った“スペシャルティコーヒー”。
それを届けているのが、どんなバリスタなのかを発信したい。そんな思いも、このバリスタカードには込められています。
バリスタカードに込めた思い
コーヒーカスに無限の可能性を感じ、新たな取り組みを始めた若きバリスタ。その挑戦は、コーヒー愛とともにこれからも続きます。
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聴取期限 2022年6月19日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/