吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。9月21日(土)の放送では、「NPO法人ウヨロ環境トラスト」中心メンバーの辻昌秀さんにお話を伺いました。
豊かな森づくりを
北海道・白老町のウヨロ川。いまの時期、たくさんの鮭が遡上しているこの川を囲む森が「ラブアースの森」です。
数年前までは、カラマツやシラカバの木が混み合い、太陽の光が地面に届くこともなく、森のなかは、暗い雰囲気でした。そこで、伸び放題の枝を切り、さらには密集した木々を少しずつ間引きすることに。
「ぼくたちの手で、豊かな森をつくろう!」
「理想の姿をイメージして“ラブアースの森”という名前をつけよう!」
「作業小屋もつくろう!」
そうやって、一歩一歩、森づくりを手がけている地元のグループが、NPO法人ウヨロ環境トラストです。
間伐や枝打ちで、暗かった森が明るく
ラブアースの森は、そもそも豊かな森でした。ウヨロ川に近いこともあって、地面にはたくさんの砂利が埋まっていたんですね。ここは砂利採取跡地で、砂利を取るために一度は森が失われた場所だったそう。
「それから森を再生するために、いろいろな木を植えました。ところが、それらの木はなかなか育ちません。そうしたら、不思議ですが、まわりの森からシラカバやカラマツのタネが飛んできました。それらのタネが、ぐんぐん、育っているんです。自然のチカラですね。
ただ、シラカバやカラマツが密集したので、今度は鬱蒼とした暗い森になりました。太陽の光も充分に当たらないために、木々も育ちません。そこで、豊かな森にしようと、森の間伐や枝打ちを始めることにしたんです。3年前には8mだった木が10mを越えました。暗かった森が明るくなりました。100年もすれば、この森は、再生するのではないかと思っています」
未来の子どもたちのために
“100年後の子どもたちに、豊かな自然環境を伝えたい……”。ロマンがありますよね。ラブアースの森づくりは、まだまだ始まったばかり。
そして、このプロジェクトに賛同し、活動に協力しているのが「チームエナセーブ 未来プロジェクト」です。次回9月28日(土)の放送では、このプロジェクトについて、後編をお届けします。どうぞお楽しみに!
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聴取期限 2019年9月29日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php