伊達の桃
モデル・タレントとして活躍するユージと、フリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの朝のニュース番組「ONE MORNING」。7月14日(木)の放送は、福島県伊達市の特産品「桃」に注目! 伊達市の市長・須田博行さんに、伊達市の桃の特徴や、おいしさの秘密について伺いました。
(左から)吉田明世、伊達市市長・須田博行さん(タブレット画面内)、ユージ
伊達市は、福島県の北部に位置しており、伊達政宗の伊達家が発祥した地として有名です。伊達家の初代から14代までは伊達市に城を構えていたという深い歴史があります。
今回の放送では、伊達市の須田市長に「伊達市の魅力」と、伊達市の主力農産物「桃」について伺いました。
◆全国1位の暑さと昼夜の寒暖差が桃を甘くする
須田市長:伊達市は盆地特有の気候なので、昼夜の寒暖差が大きく、夏はとても暑い場所です。今年は2回、最高気温が全国1位を記録しました。この暑さが桃をおいしくしてくれるんです。
交通の便もとてもよく、お車の場合は東北自動車道から分岐する無料区間・相馬福島道路をご利用いただけます。
電車の場合は、JR福島駅から第三セクター鉄道の阿武隈急行線(あぶくまきゅうこうせん)を利用すると伊達市に到着します。車窓から見える桃畑の景色は、本当に最高だと思っています。桃のピンクと空の青さ、山々の緑のコントラストが絶妙で、それはさながら“桃源郷”のようです。ぜひ一度お越しいただきたいです。
まるで桃源郷のような美しい風景
ユージ:今のお話を伺って、ぜひ訪れてみたいなと思いました。伊達市を代表するのが桃! 僕たちも(スタジオで)「はつひめ」という品種の桃をいただきました。めちゃくちゃ甘くてジューシーで、本当においしかったです!
吉田:本当に上品な甘さでおいしかったです!
◆硬くて甘い!「あかつき」の魅力
ユージ:そして、間もなく最盛期を迎える品種が「あかつき」ということで、ぜひ市長から「あかつき」の魅力をお話しいただけますか?
須田市長:はい。「あかつき」の魅力をご紹介する前に、まずは伊達市の「桃」についてお話しさせていただきます。
1本の桃の樹には約3万もの花がつくと言われていますが、そのままにしておくと大きな実になりませんので、収穫する直前まで、花や実を選る(すぐる=間引く)摘果作業を繰り返しています。最終的には500個ほどの実に絞られます。
さらに、収穫した桃は、出荷前に「光センサー」と呼ばれる選別機で一つひとつ、糖度・色づき・形状を測定し、合格した桃だけを出荷します。こうして厳選された桃を消費者の皆さんにお届けしています。
そして、ご質問にありました「あかつき」ですが、市内で収穫量が最も多い品種です。
伊達の桃「あかつき」
果肉が詰まっていて、甘みが強く、ほどよい酸味があり、果汁が豊富でやや硬く歯ごたえがあって日持ちもするんです。この「硬くて甘い」のが「あかつき」最大の魅力です。今年は梅雨明けが早かったことと、6月後半に高温だったこともあり、例年よりも糖度が増し、色付きもとてもいいですので、期待していただきたいと思います。
◆“ひょう”の被害にも負けず…
ユージ:伊達市では「あかつき」以外に、どのような品種の桃を育てているのでしょうか?
須田市長:桃の収穫は7月上旬から始まっています。先ほどお二人に召し上がっていただいた「はつひめ」から収穫が始まり、「日川白鳳(ひかわはくほう)」「暁星(ぎょうせい)」「ふくあかり」と続き、今月末から主力品種の「あかつき」の出荷が始まります。
その後には「まどか」「川中島白桃(かわなかじまはくとう)」と続き、9月末ごろまでに17種類の桃が出荷されます。
ユージ:わぁ、すごい! そんなに出るんですね。ぜひ市長に、おいしい桃の食べ方があれば教わりたいです。
須田市長:私は皮をむいて、そのままカットして食べるのが一番おいしいと思います。それ以外ですと、コンポートやジャムにしてもおいしく食べられます。アイスクリームに添えたり、桃のタルトにしたり、さまざまなデザートレシピにも応用できると思いますよ。
ユージ:おしゃれだなぁ~! ただ、福島県では5月、6月に雹(ひょう)の被害があったと伺いました。農家の方々は大丈夫でしたか?
須田市長:雹の被害で、農家のみなさんは大変苦労しています。しかし、全国の消費者のみなさまにおいしい桃を届けたいという一心で被害にも負けず、丹精込めて頑張って桃を育てているところです。そうした思いがこもった桃を、市長として自信をもってPRしていきたい次第です。
<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/one/