シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。5月21日(土)の放送では、医師として臨床研究に携わっているリスナーの方よりこんな珍しい!? リクエストがありました。
福山雅治
昨今の事情を受けて、専門外である「感染症」を研究して論文を書くことに大変な苦労を感じている“もっとパンジーさん”(東京都・40歳・女性)。あるとき、車の中で「福のラジオ」を聴いていると、「福山さんが作詞作曲にものすごく苦労していること、ライブなどで満員の歓声をもらっても毎回“もうこれで最後だ”と思っていることなどを話されていました。正直これまでは、福山雅治さんって大変失礼ですが『イケメンで、器用に生きてて、苦労知らず」という印象しかなかったのです。それが、葛藤しながら作品を生み出していらっしゃることを知り、ものすごくものすごく励まされて私も頑張ろうと心の底から思いました」
もっとパンジーさんの中でイメージとしてあった福山さん像が、ご自身の境遇と重なることで一気に励みとなる存在に。そこで、「これからも素敵な歌を作り続けてください」というお願いと共にこんなリクエストが。
「これからもラジオで苦労話をしてください」
「(笑)、苦労っていうのは人によって受け止め方や出発点が違いますからねぇ」と、自ら語るにはなかなか難しいお題であることを認識しつつ、自身の作詞作曲における自己分析について触れました。
「(創作活動というものは)自己肯定と自己否定を激しく繰り返している状態なんですよね。自分の中でこのフレーズはいいな、でもこれは違うな、というセルフディレクションをする。だから、とても精神的に消耗します。自分が最高だと思って生み出したフレーズを、自分で一つひとつダメ出ししてゆくわけですから。その作業っていうのは、発想の99.9%否定して残りの0.1%の肯定を積み重ねるということ。この1フレーズだったら許せる、この1フレーズは最高っていう、そのコンマ1%の最高を80%くらいまで積み重ねてやっとOKなんですよね」
だからどうしても自己肯定感は低めになるのだと。
「僕は自分で自分を幸せにすることはできない人なんだと、なんとなく思ってはいましたけど(笑)、この10年くらいではっきりしましたね。なので、誰か自分以外の人、ライブに来てくれるオーディエンス、ラジオのリスナーの1人が喜んでくれるのが自分の幸せになっているんですよ」
それこそが、福山さんが創作に向き合う理由なのだと。だからオーディエンスの反応がダイレクトに返ってくるライブの場というのは福山さんにとってかけがえのないものであり続けているのです。
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『WE’RE BROS TOUR 2021-2022“Promise for the Future”』は、5/21(土)・22(日)の広島グリーンアリーナと5/28(土)・29(日)の真駒内セキスイハイムアイスアリーナ、そして6/16(木)・18(土)・19(日)の3日間、さいたまスーパーアリーナで行われる『WE'RE BROS. TOUR 2022 "光" -HIKARI-』を残すのみ。半年に及んだツアーがいよいよフィナーレを迎えます。
各公演【生中継!最前列オンラインチケット!!】などの詳細は、オフィシャルHPまで!
それでは、次週5月28日(土)の「福のラジオ」もお楽しみに!
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聴取期限:2022年5月29日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/