アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。4月14日(火)の放送は、ラジオDJのピーター・バラカンさんが登場。ラジオDJになった経緯や、矢野顕子さんと共演したラジオ番組について語ってくれました。
(左から)ピーター・バラカンさん、坂本美雨
坂本:どんなキッカケで、ラジオDJの道を選んだのでしょうか。
ピーター:僕にとって、理想の仕事だったんですよ。音楽が好きで、音楽以外の仕事は興味がなかった。何ができるかっていうのはわからなかったけど、自分の好きな音楽をラジオの電波に乗せて届けたい、というのが理想でした。まさかそんな機会が巡ってくるとは思っていなかったので、著作権関係の事務職で働いていました。音楽関係で働いていると、各分野の飲み友だちができるもので……。
飲み友だちの1人に、ラジオの構成作家をしている人がいたんです。彼に「新番組のオーディションをやるんだけど、来てみない?」って、誘われたんです。緊張しちゃって、1度オーディションに落ちてしまったのですが、半年後くらいに別番組のオーディションがあって。それに受かることができたんですね。それがちょうど、今から40年前、1980年の4月のことです。あのころはTOKYO FMではなくて、FM東京でした。襟川クロちゃんがメインのDJで、自分はアシスタントでした。
坂本:「サウンド・コネクション/ロッカダムIII」という番組ですね。すごいなあ、キャリアが。そのときのディレクターをされていた方が、実はこの「ディアフレンズ」のディレクターをされている方のお父様ということで(笑)。二世代が、こうしてピーターさんと関わる……ラジオで繋がるご縁ですね。
ピーター:本当にそうですね。
坂本:そこから、ご自身の番組を持たれるようになったのでしょうか。
ピーター:自分の番組を持つ前に、もう1つ番組のアシスタントを務めることになりました。それは、なんと美雨ちゃんのお母様の番組でした(笑)。
坂本:なんと(笑)!
ピーター:FM東京の深夜番組で、1982年の春からでした。本当は矢野顕子さん1人でやる番組だったのですが、音楽活動が忙しいから難しいとのことで。彼女が当時所属していた事務所が、YMOのマネージメントをしているヨロシタ・ミュージックだったのですが、僕はそこの社員だったんですね。それで、「番組を手伝ってもらえないか」と頼まれたんです。「喜んで!」って、手伝いました(笑)。
坂本:「スタジオ・テクノポリス27」という番組なんですね。
ピーター:深夜の午前3時からの放送でした。美雨ちゃんならわかると思うんですけど、美雨ちゃんのお母様は歯に衣着せぬ方で……(笑)。
坂本:ええ。着せないことで有名ですね……(笑)。
ピーター:あるときレコードをかけていたら、顕子ちゃんが「この曲あんまり面白くないわね」って針を途中で取っちゃったんです。
坂本:ええー(笑)!? 放送されたんですか、それ。
ピーター:放送されました(笑)。ディレクターもそれをよしとする、思いきりのある人でしたね。
坂本:そっかあ……当時は母が27歳ぐらいかな。まだイケイケですね(笑)。
ピーター:何を選曲してもいい番組でした。それ以降、自分の番組も同じスタンスでやっています。
坂本:自分で、好きな曲を選ぶ。
ピーター:そうですね。ジャンルに関わらず、僕がいいと思う音楽を紹介します。
4月20日(月)~4月23日(木)は、「Stay Home ~サバ美といっしょにおうちラジオ~」。猫好きの間では名の知れた愛猫=サバ美とともに、坂本美雨が自宅からあなたをもてなす30分。プライベート感満載のお友だちゲストとの電話繋ぎも! お昼前のひとときを癒しのトークと音楽でお楽しみいただきます。
4月20日(月)、21日(火):ゲスト 森山直太朗
4月22日(水)、23日(木):ゲスト 犬山紙子
毎回、多彩なゲストとの楽しいトークや素敵な音楽をお届けします。お楽しみに!
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聴取期限 2020年4月22日(水)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/dear/