俳優の佐藤二朗がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「いい部屋ネット presents 佐藤二朗のいい部屋ジロー」。佐藤が「いい部屋ジロー」の“大家”、リスナーは“住人”となり、日ごろの悩みや疑問に答えます。8月29日（土）の放送では、「大家さんも読んで♪ いい部屋ブック！」のコーナーにタレントのおのののかさんがコメント出演。大家・佐藤に向けて、“おすすめの本”をプレゼンしました。

（左から）パーソナリティの佐藤二朗、おのののかさん

◆おのののか、おすすめの1冊は？
デビュー当時、東京ドームでビールの売り子のアルバイトをしていたことでも知られるおのさん。小さい頃から読書が好きだそうで、現在はサウナにハマっているとか。

そんなおのさんは、いつも佐藤の公式Twitterをチェックしているそうで「いつも愉快にお酒を飲まれている印象ですね（笑）」と語ります。「ちなみに、私も二朗さんと同じくお酒が大好きで、ちょっと飲まれがちな部分もあるので……（苦笑）。いつかね、二朗さんとダラダラと朝までお酒を交わしたいなぁ、なんて思いながらTwitter をいつも拝見しております」との誘い文句に、「交わそうよっ！ 交わそうよ、おのさんっ!!」と食い気味に興奮する佐藤。

今回、おのさんが“おすすめ本”として紹介してくれたのは、森下典子さんの「日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせー」（新潮社）。

この本では、作者の森下さん自身が、習い始めて25年になる“お茶”を通して学んだことや気づかされたことがつづられており、「私も最初“お茶”と聞くと、“堅苦しい感じなのかなぁ？”なんてちょっと思っていたんですけど、この本はすごくやさしい空気で自分を包み込んでくれるような内容で、私にとってとても癒しの本です」と太鼓判を押します。

これまで何度も読み返しているそうで、「毎回響く言葉が違ってきますね」とおのさん。自粛期間中に読み返したときには、「（作者の）典子さんが“父の死”を通して、一期一会の本当の意味に気付くというところがすごく印象的でした」としみじみ。

なかでも“会いたいと思ったら会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。幸せの時は、その幸せを抱きしめて、100%噛み締める。それが多分、人間にできる、あらん限りのことなのだ。だから大事な人に会えたら、ともに食べ、共に団欒を噛み締める。一期一会とは、そういうことなんだ”というフレーズが、「今、この時期を通して、とても心に響いてきました」と振り返ります。

そして最後に、「毎日のちょっとした幸せに気づくきっかけになる、そんな本です。二朗さんにもぜひ読んでいただきたいです」とおすすめしたかと思うと、「二朗さん！ お酒も楽しいですけど、いつか一緒にお茶でも習いに行きませんか？」とのお誘いが！

これに佐藤は、「習う！ 今すぐにお茶を習う。もう習う気満々！」と即座に反応。おのさんからお酒に続いてお茶のお誘い、さらには自分のTwitterを見てくれていることを知り、「わたくし、おのさんとはお会いしたことがないんですけど、テレビとかで拝見していて本当に雰囲気のかわいらしいお嬢さんだなと思っていたので、今浮かれて舞い上がっちゃって……」と我を忘れて大はしゃぎ。

おのさんが印象的だったという“一期一会の本当の意味に気付くところ”や心に響いたフレーズが佐藤にも刺さったようで、「おのさんの言葉にはしゃいでいたんですけど、あまりにもいい言葉すぎて、はしゃいでいた自分のことを反省したい」と話しつつ、「この本を手に入れて、“読んでみたい”と本気で思いました」と話します。

そして、「わたくし～、リモート飲み会をいつでも開催していますので、おのさんはお酒好きということで、まだお会いしたことはありませんけど、ぜひリモ飲みをしましょう！ ウフフフフッ！」と熱烈なラブコールを送っていました。

番組では、住人の皆さんからのメッセージを受け付けています。番組Webサイトからどしどしお寄せください。

次回9月5日（土）の放送も、どうぞお楽しみに！

＜番組概要＞
番組名：いい部屋ネット presents 佐藤二朗のいい部屋ジロー
放送日時：毎週土曜 11:00～11:25
パーソナリティ：佐藤二朗
番組Webサイト：https://www.tfm.co.jp/jiro/