TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。5月16日(月)のお客様は、NON STYLE・石田明さんとZAZYさん。ここでは、「M-1グランプリ2022」にお見送り芸人しんいちさんと出場することを決定したZAZYさんに、M-1の優勝経験もある石田さんがさまざまな質問をぶつけました。
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(左から)ZAZYさん、石田明さん
◆「8年ぶりぐらいに考えました」(ZAZY)
石田:今年のM-1に出場するんやろ?
ZAZY:そうなんですよ。お見送り芸人しんいちさんと出ることになっちゃったんですよね。
石田:(笑)。どっちがネタを書くの?
ZAZY:しんいちさんに「俺は漫才のネタを書かれへんから、お前がネタを書いてくれよ」って言われて。それで今度ライブがあるんですけど、そこで漫才ネタを3本おろすんですよ。
石田:ほう!
ZAZY:だから昨日、それに向けて8年ぶりぐらいにしゃべくり漫才のネタをずっと考えていました。
石田:それって、どんな感覚なの? 今ってさ、ピンネタでZAZYのコントの世界観が印象づけられてるやんか。
ZAZY:はい。
石田:それがしゃべくり漫才になったら“普通の人”になってしまいかねへんやん。
ZAZY:まぁ……でも“普通の人”になっていいと思っています。
石田:しゃべくり漫才に関していうと?
ZAZY:はい。
石田:じゃあ、どちらかというと普通のしゃべくり漫才で作るの?
ZAZY:それがしたいですね。
石田:へぇ~!
ZAZY:でもまぁ、今お互いがお互いのことを嫌いなんで(笑)。
石田:ハハハ(笑)!
ZAZY:逆にそこが他の漫才師よりも1個勝っている点かなと。みんなフリで1分ぐらい費やすところを僕らは「はいどーも!」からいけるので、そこはメリットかなとは思いますね。
石田:なるほどね!
◆お見送り芸人しんいちと共演して…
石田:今はしんいちくんと一緒の仕事が多い?
ZAZY:めちゃくちゃ多いですね。ほとんどと言っていいぐらいです。
石田:それこそ、相方みたいになってるんやな(笑)。ネタ合わせの感覚って独特やんか? もう長いことやってないやろ?
ZAZY:本当にやってないですね。
石田:それで、しんいちくんのほうが(芸歴が)上やろ? それやと「ここはこういう感じで」みたいなことって言えへんやんか。
ZAZY:僕はちゃんと言いますよ。「今の間はちゃいますよ」って。
石田:(笑)。ただ、しんいちくんも達者やんか。
ZAZY:達者は達者ですね。
石田:だから、ちゃんと変にマウントをとりはるやん。そう思うと、ホンマに(ネタ合わせ中に)ケンカになりそうで怖いな(笑)。
ZAZY:それはあるかもしれないですね。
石田:“(共演して)あれはヤバかったな”っていう現場はあるの?
ZAZY:「お笑い向上委員会」(フジテレビ系)ですかね。
石田:はいはい! 向上委員会なんかコンビでいってもハラハラするのに、対立構造をつくられて(笑)。そりゃムズいよな。
ZAZY:でも最近分かってきたのは、しんいちさんが負けたらうまくいくんですよ。
石田:たしかにそうやな! 負け顔がうまいときがいいよね。
ZAZY:バシッと負けたときが(笑)。でもなんか味をしめたのか、最近は始まってすぐに(自分から)負けにいくときがあって“それは違うぞ!”って思うんですけど(笑)。
石田:ハハハ! しんいちくんっぽいわぁ(笑)。
ZAZY:もがいてもがいて負けて、そこを僕がツッコむのがいいのに“そこは明らかに沼やで”っていうところを1歩目から行くので、「それはちょっと冷めますよ」って言ったことはありますね(笑)。
石田:それに対して、しんいちくんは何て言うの?
ZAZY:「ウケると思ってやってるから」の一点張りです(笑)。
石田:ハハハ(笑)。でも、しんいちくんは “すり減らしてやってんなぁ”って見ていても思うよ。
ZAZY:命を削っていますよね。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/