吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。12月18日(土)の放送では、一般社団法人「さがみ湖 森・モノづくり研究所」代表理事の淵上美紀子(ふちがみ・みきこ)さんに、「森の積み木」についてお話を伺いました。
さがみ湖 森・モノづくり研究所が手がける「森の積み木」
神奈川県相模原市にある、一般社団法人「さがみ湖 森・モノづくり研究所」。ここで作っているのは、市内にある約19,000ヘクタールもの広大な森の間伐材を使った積み木「森の積み木」です。
水源地である相模湖の水質を守るために、さまざまな取り組みをおこなっている「さがみ湖 森・モノづくり研究所」。
「森の積み木」は、森林を整備するために間伐した木材だけでなく、地域の小学校の学習机の天板を作る際に出た端材も使用しています。
学習机の天板作りで出る端材も使用
豊かな森が広がる相模原市の木材は、実にさまざま。
ケヤキやサクラ、コナラやミズキなどの広葉樹。スギやヒノキなどの針葉樹。すべてが“さがみはら津久井産材”で作られた「森の積み木」。ひとつのパッケージには、立方体、直方体、台形体の3種類の積み木が、全部で50個入っています。
小さい子どもが安全に遊べるように、大きさにも配慮。さらには、積み木の角は面取りがされていて無塗装の仕上がりです。
子どもが安全に遊べる「森の積み木」
積み木だけではなく、立方体のパズルも製作。この2つは、立方体の大きさが同じなので、組み合わせて遊ぶこともできるというアイデア商品です。
「子どもたちって、“木は使っていいものなの?“と思っているんですね。木を使うことが森を守ることにつながるということを、今伝えているんですね」と淵上さん。
森の保全をするために、間伐された木が積み木やパズルになっている。それが、子どもたちに伝わればと考えています。
一般社団法人「さがみ湖 森・モノづくり研究所」のみなさん
「木に触れて、持ってみるだけでもなんとなく森が感じられるんですよね。自然が身近にあるように感じられると思います」
一つひとつが手作業で作られ、触れているだけで森林浴ができそうな「森の積み木」。持続可能な社会の実現に向けたモノづくりは、これからも続きます。
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聴取期限 2021年12月26日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/