放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。今回の放送では、お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢さんが登場! ここでは、森田さんが最近のテレビ番組に感じていることに言及しました。
(左から)高須光聖、森田哲矢さん
◆ワンランク上の芸人になるには?
高須:40歳になって、仕切る側になったり(番組を)作る側になったり、監督になりたい、みたいなことはないの?
森田:最初にこの世界に入ったときに、ダウンタウンさん、ウッチャンナンチャンさん、とんねるずさんとかを見て“自分の番組を持つことがゴールなんだな”って植え付けられていたんですね。
でも、(芸能界に)入って10何年かやって、自分の向き不向き、得意不得意、好き嫌いを考えたら、今は“ゴールデン番組のMCをやりたい”っていうのはないですね。やりたい気持ちはありましたけども。
高須:気持ちがゼロになった?
森田:ゼロです。ゴールデンは特に。深夜ならありがたいけど。
高須:なるほど。
森田:コロナ禍になって、ゴールデンのテレビを久々に観たんですけど、“クイズしかやってへんやん!”って思いました。
高須:たしかにね(笑)。
森田:“今の日本人って、こんなにクイズが好きなん!?”っていうぐらいクイズ番組をやっていて。クイズって、“ながら”で楽しめるものやからいいけど、その番組のMCをやりたいとは思わないんですよね。
高須:へえ!
森田:MCという仕事は“好きではないけど、(機会を)いただけるからやってる”みたいなところがありますね。前にビジネス関係の人から「好きなことを仕事にするんじゃなくて、得意なことを仕事にしたほうがいいよ。苦手なことが得意だったりするから」って言われたときに“たしかにな”って思いました。MC業はそこまで好きではないけども、たまにMCの仕事をさせてもらえているっていうことは“わりかし得意なのかな?”という気がしています。
高須:そういうことなんやなぁ。
森田:高須さんに聞きたいんですけど、どうやったら(芸人として)ワンランク上がるんですか?
高須:俺も分からへんよ。でも、どこかで年齢に合った話し方、要するに遊び方で変わってくると思う。今までやったら売れていない者同士で遊んでいたけど、森田が売れてくると一緒に行動する人間がちょっとずつ変わってくると思う。そうなってくると、後輩からも「あれは面白かったですね」って言われるようになる。そういう立場になれば、芸のしゃべり方とかも丸みに変わってくると思うな。
<番組概要>
番組名:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組公式Facebook:
https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/