手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。7月23日(土)の放送では、親子で学ぶことができる「防災体験施設」について取り上げました。
※写真はイメージです
防災体験施設は日本全国に160ヵ所以上あり、大きく分けると「体験型」と「伝承型」の2種類あります。体験型は、地震や土砂災害、風水害のような自然現象を疑似的に体験して五感で感じる施設で、伝承型は災害が起きた被災地に多く建てられています。どんな災害が過去にあったのか、被災者の思いなども紹介する施設です。
都内にある体験型施設でオススメなのが、墨田区にある「本所防災館」です。ここは東京消防庁が運営する施設で、都市部で起きるさまざまな災害を疑似体験しながら、災害への備えについて学ぶことができます。
例えば、煙体験コーナーでは、室内の上の部分には煙が充満しており、この煙は(ダミーなので)吸っても大丈夫ですが、それを吸わないように姿勢を低くして歩いていきます。すると、停電が起きて真っ暗に……先が見えないなか手探りで進んでいきます。
そして、脱出した後には「煙のなかで何か匂いはしましたか?」という質問があります。ここで匂いがわかった場合は、ガスを吸い込んでしまったことを意味します。煙体験が終わると、担当の方が火災時の正しい避難姿勢を教えてくれます。
続いては暴風雨体験コーナー。人工的に再現された雨風を体験できるのは本所防災館だけです。お子さんの場合は、風速10メートル、バケツをひっくり返したような雨量30ミリの雨を体験でき、大人の方のみ、風速30メートル、時間雨量50ミリの大型台風クラスの暴風雨を体験できます。このクラスの台風は、(視界をさえぎられ)前を見ることも難しくなり、台風の最中に避難することがいかに危険かを身をもって知ることができます。
地震体験コーナーでは、過去に国内で起きた地震の揺れが忠実に再現されています。壁にも室内や屋外での地震の映像が同時に映し出され、よりリアルな疑似体験ができます。また、都市型水害体験コーナーでは、地下のドアが浸水して水圧がかかっている想定で、ドアの解放にチャレンジすることができます。わずか30cmの水の深さでも水圧がかかり、ドアが重くなってしまうのを体感することができます。
そのほか、消化体験コーナーもあり、これらの防災体験を1つ終えるごとに「消防車両のカード」がもらえます。そして、5枚集めると「修了証」が渡されます。自分の命をどう守るか? 親子で体験することで見えてくる災害への備えについて、この夏にぜひ考えてみてはいかがでしょうか?
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聴取期限 2022年7月31日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/bousai/