住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
11月7日(月)のゲストは、俳優の大西礼芳(おおにし・あやか)さん。今回の放送では、特技にまつわるエピソードや、出演する新作舞台「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」について語ってくれました。
(左から)大西礼芳さん、住吉美紀
1990年生まれ、三重県出身の大西さん。2009年、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)在学中にスクリーンデビュー。以降、NHK連続テレビ小説「花子とアン」、テレビドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(日本テレビ系)、「競争の番人」(フジテレビ系)など数多くの作品に出演。現在公開の高橋伴明(たかはし・ばんめい)監督の映画「夜明けまでバス停で」では、寺島千春役で出演しています。
大西礼芳さん
◆1つの作品を“みんなで作る気持ち”を大切に…
住吉:転機となった作品や演技の面白さに気付いた機会はありましたか?
大西:はっきりと俳優をやりたいという気持ちが定まっていなかったんですけど、デビュー作が自分の大学で教授をされていた高橋伴明監督の作品「MADE IN JAPAN こらッ!」でした。
プロと学生が劇場公開映画を一緒に作るという大学のプロジェクトがあり、そこで大きな役をいただいて、1つの映画を背負ったという気持ちが芽生えたので「役者を続けるしかないかな」という気持ちになりました。
住吉:実際にプロになってからも大切にしている監督に言われたことや、その映画で学んだことはありますか?
大西:「各部署、垣根なく話し合いなさい」ということです。
住吉:映画はチームワークで作るものですもんね。
大西:役者は役者で固まるのではなく、周りと相談しながら1つの作品を作る気持ちを大切にしています。
住吉:どの作品に出るときもそういうお気持ちですか?
大西:そうですね。たくさんの人とコミュニケーションを取ることを心掛けています。
住吉:演技そのものにも役立ったりしていますか?
大西:役立ちます。全部を吸収していますから、演技に影響しますね。カメラマンさんや美術スタッフさんと「今日の朝、何食べた?」って話しただけでも、芝居は変わってくるような気がします。
住吉:ちょっとリラックスできるし、お互いの信頼関係が築けるからでしょうか?
大西:そうだと思います。
住吉:今はみんながオンライン(ミーティングなど)を体験しているから、リアルのコミュニケーションがいかに大事かってことですよねえ。
大西さんが出演された映画『夜明けまでバス停で』から
◆趣味のサックス&英会話レッスンを毎日受講中!?
住吉:プロフェッショナルの素顔に迫りたいと思います。特技がたくさんあると聞いております。日本舞踊、英会話、映像編集、サックス、ピアノ、水泳、剣道など、ものすごい幅広さですね。いろいろ挑戦してみたいタイプですか?
大西:見て感動したものや「素敵だな」と思ったことを、自分でもやってみたくなるんです(笑)。
住吉:今も頻繁に続けているものはありますか?
大西:サックスと英会話は毎日オンラインでやっています。
住吉:毎日!? お忙しいのにすごい! そのなかでも大好きなものは漫画だそうですね。コロナ禍を機に絵を描き始めたのでしょうか?
大西:そうなんです。コロナ禍でやることがなくて、「そういえば小さい頃から絵を描くのが好きだったな」と思い出しました。絵を描こうと思い、美術解剖学の本とかを買ってきて……。
住吉:美術解剖学?
大西:人体をどうやって描けばいいか知りたくて(笑)。
住吉:徹底しているんですね! 描いた漫画はInstagramで公開されていて拝見したのですが、超上手ですね。出てくる人物はご自身ですか?
大西:私です。
住吉:めちゃくちゃ似ているので、ぜひみんなにも見てほしいです。目線とか雰囲気とかが伝わってくる漫画で、すごく上手です。
大西:ありがとうございます。
住吉:読んだのはファストフード店での1コマなんですけども、本当にあったことを描いているのでしょうか?
大西さんがコロナ禍で描き始めたというマンガ。すばらしい画力!
大西:はい。自分が生活するなかで、面白かったり悲しかったりしたことを漫画で人に伝わりやすいように表現できたらいいなと思って描き始めました。
住吉:長いストーリーものを読みたいって声がありそうですけども、そういう可能性も?
大西:あるかもしれないです(笑)。
住吉:やりたいことがいっぱいだと、時間の割り振りが大変ですよね(笑)。
◆4ヵ国語が飛び交う稽古場…!?
住吉:大西さんは11月23日(水・祝)から東京芸術劇場で上演される舞台「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」にご出演します。原作はフランスを代表する劇作家・モリエールで、あらゆるお金を出し渋るドケチ親父の主人公を佐々木蔵之介さんが演じられます。大西さんが演じられるのはどんな役ですか?
大西:ドケチ親父の娘です。ドケチさに苦しめられながら秘密の恋をしていたり、いろんな笛を吹きます(笑)。
住吉:笛を吹くってことは音楽的要素もあるのですか?
大西:ところどころ出てくるので楽しみにしていただきたいです。
住吉:毎日サックスを練習していることが活きそうですね?
大西:そう願います(笑)。
住吉:お稽古はどんな雰囲気ですか?
大西:演出のシルヴィウ・プルカレーテさんがルーマニアの方なので、ルーマニア語、フランス語、英語、日本語が入り混じりながらの稽古場なので面白いですね。
住吉:ってことは、日々の英会話も活きる!?
大西:そうです、そうです(笑)。
住吉:素晴らしい!
大西礼芳さん
大西さんが出演する舞台「守銭奴 ザ・マネー・クレイジー」は、11月23日(水・祝)~12月11日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスで上演予定です。宮城、大阪、高知公演も予定しています。詳細は公式サイトをご確認ください。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年11月15日(火)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です⇒
詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/