こもり校長とぺえ教頭がパーソナリティをつとめる“ラジオの中の学校”TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。12月6日(月)の放送では、パフォーミングアーツを通じて、障害、性、世代、言語、国籍など、多様な人たちと共に創り、一緒に楽しむ芸術祭「True Colors Festival(トゥルーカラーズ フェスティバル)」とコラボレーションした新コーナー「SOCIAL LOCKS!」を発表しました。
ぺえ教頭、こもり校長
こもり校長:さあ、23時になりました! 今夜から毎週月曜日のこの時間は、新たな授業をお届けしたいと思います。それでは黒板に書きます!
ぺえ教頭:何かしら……何かが始まるのね。
こもり校長:「SOCIAL LOCKS!」
こもり校長の黒板「SOCIAL LOCKS!」
こもり校長:今夜から毎週月曜日のこの時間に、新たな授業「SOCIAL LOCKS!」がスタートします。
先月の「SCHOOL OF LOCK! 教育委員会」で、とーやま委員が乙武洋匡さんを迎えて、“多様性”についての話をしていたじゃないですか? そのなかで「『SCHOOL OF LOCK!』でも何かやっていこう!」っていう話になり、早速始めることにしました!
ぺえ教頭:仕事、本当に早いわね。びっくり。
こもり校長:「SOCIAL LOCKS!」。これは、近い未来、みんながどんな社会で生きたいのか、どんな社会になればいいのか、それを一緒に考えていく授業です。
「SCHOOL OF LOCK!」は“ラジオの中の学校”です。この校舎には、本当にいろんな生徒が通ってくれていると思います。年齢、住んでいる場所、育ってきた環境、生まれた国が違う生徒もいるし、人に説明しにくい性に悩んでいたり、目に見える障害、見えない障害と向き合っている生徒もいると思う。
ぺえ教頭:ようやく、こういうことをみんなで考えられる世の中になってきたというか、すごく寛容になってきたというか。それはすごくうれしいことだし、私たちも何かできたらいいなと思うよね。
こもり校長:そうだね。一人ひとり、みんな違う。それは当然。だからこそ、違う僕たちが、どうやって一緒に生きていけばいいか。それをまさに今、悩んでいる生徒と話をしていきたいと思います。
自分の生まれた環境の話、性の話、障害の話を話題にするのがタブーなんじゃないか? という空気感って、世の中には若干あると思います。例えば、このような話をしたときに、「この人は、こういう話をする人なんだ」みたいな見え方をされるときがあるというか。
ぺえ教頭:(その話をして)誰かを傷つけてしまうことになるかもしれないから、なかなか口に出せなかったりもするしね。でも、こうやって何かを話していかないと、本当の理解だったり、本当の多様性があふれる世界になっていかないんだろうなっていうのは、生きていてすごく感じるよね。
こもり校長:そうだよね。だから、僕のなかでは“多様性”っていう言葉を自分の口からあまり言いたくないっていうのがあって。それは、多様性というのは僕の1つの考え方で、多様性という言葉が(良いとか)悪いとかいうわけではなくて。
さっき言ったような性の話とか、障害の話とかをしたときに、周りの人が「あっ、この人はこういう話をする人なんだ」っていう意見が出たときに、それを話した人が「それは多様性だから」とか「多様性の世の中だから、みんなで考えていきましょう」とか「多様性が大事だと思います」って話す言葉に、ちょっと違和感を覚えるというか。
多様性とは「そうやって言っているあなたに対しても使える言葉なんだよ」って思うので、自分が発言するタイミングや状況などを、僕はすごく考える。
だから、自分の口から話す“多様性”については、“探している最中”って言い方をするのが正しいかな。
ぺえ教頭:多様性という言葉を使ってしまうと、普通の人じゃないとか、他の人の感覚とちょっとズレているとか、そういう認識になりがちだから、確かに私もその感覚は分かる。
でも、(こもり校長は)私とやるラジオが始まったときに、私に対して聞いてくれたよね?「どこまで恋愛のことを聞いていいの?」とか。
やっぱり私はLGBTQの当事者の1人として生きているから、そういうような「ここから先は聞いていいんだろうか」とか、もちろんみんなのなかでもあるんだろうな、とはすごく感じる。
こもり校長:俺もある。話せない恋愛の話のラインとか。
ぺえ教頭:そうだね。もちろんね。
こもり校長:でも、変な誤解しないでよ。隠していることがあるとか、そういうことではなくて。
ぺえ教頭:あるのね?
こもり校長:ないよ(笑)!! ただ、話したくないこともあるじゃん。パーソナルすぎる部分は。
ぺえ教頭:もちろん。あるある。
こもり校長:でも、そういう意味での探り合いってお互い大事だから、ボーダーラインなど関係なく、そういう話をしていきましょうっていうことで。
ぺえ教頭:このことに関しては、いろんな世代の方たちと考えていきたいわ。
こもり校長:そうだね。「SOCIAL LOCKS!」で、まずは君の声を聞かせてください! というわけで来週から毎週月曜日のこの時間は、「True Colors Festival」とタッグを組んで、みんなで次の社会の鍵を探す授業「SOCIAL LOCKS!」をお送りしていきます!
ぺえ教頭:「True Colors Festival」とは?
こもり校長:これは、さまざまな個性を持ったみんなと一緒に楽しむ芸術祭なんです。先ほど「SOCIAL LOCKS!」の特設サイトがアップされたので、詳細はサイトを見て欲しいなと思います。短い時間で全部説明できないので、ぜひチェックして欲しいです。
「SOCIAL LOCKS!」公式サイト
ちなみに、今週末12月12日(日)まで「True Colors Film Festival」という無料のオンライン映画祭を開催していますので、こちらもぜひチェックしてください!
「True Colors Film Festival」公式サイト
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聴取期限 2021年12月14日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/lock/