山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」。7月28日(木)の放送では、水族館プロデューサーの中村元(なかむら・はじめ)さんをゲストに迎えて、お送りしました。
※写真はイメージです
日本で唯一の“水族館プロデューサー”として、数々の水族館作りに関わってきた中村さん。全国の水族館をまとめた著書「全館訪問取材 中村元の全国水族館ガイド125」(講談社)も人気を博しています。
まずは最近の水族館の傾向について聞いてみると、今は大人が水族館に注目しているそう。その理由は水族館が持つ“浮遊感”や“清涼感”で、それを聞いたれなちも「わかります! 日常とはかけ離れた異世界みたいな感じがいいですよね」と共感しきり。
そして今、水族館で大人気なのが“クラゲ”。かつては、顔もなく、目もないクラゲは生物としてあまり注目されていなかったものの、今ではクラゲが最も浮遊感を感じるそう。
そんな最近の水族館の要素を詰め込んだのが、中村さんがプロデュースした東京・池袋の「サンシャイン水族館」。都会の空を泳ぐ天空のペンギンや、天の川をイメージしたという浮遊感たっぷりの海月空感が人気です。
中村さんにこの夏おすすめの水族館を聞いてみると「名古屋港水族館」と山形県鶴岡市の「加茂水族館」をチョイス。名古屋港水族館は、日本最大の水族館で、目を見張るほどの大きな水槽の中で、イルカやシャチがまるで海を泳いでいるかのような姿が見られると言います。さらにはペンギンも豊富で、日本でコウテイペンギンを見ることができるのは、この名古屋港水族館と和歌山県白浜の動物園のみ。そのほかにもSuicaのマークにもなっているアデリーペンギンやジェンツーペンギンなど、みんなが考えうる多種多様なペンギンが揃っているそうです。
また、マイワシの群れが渦を巻くトルネードの素晴らしさについて、「(マイワシのトルネード演出は)いろいろなところで真似されていますが、名古屋港水族館のものがいまだに一番」と太鼓判を押します。
そして、もうひとつの加茂水族館は、クラゲ人気を決定づけた水族館。れなちも行ったことがあり、「あそこは素晴らしいですよね! あんなにいっぱいクラゲの種類があることを初めて知りました!」とそのときの感想を振り返ります。
加茂水族館には大小問わずたくさんのクラゲがおり、なかには日本初展示のものも。中村さんによると、ここはもともと今にも潰れそうな水族館だったそうで、そこにさまざまなクラゲを展示して「クラゲを食べる会」などさまざまな施策をおこなった結果、大きな注目を集め、クラゲ展示数世界一を達成。近年には水族館を建て直すほどの大盛況ぶりです。
また、れなちが中村さんの本を読んで気になったのは、福島県にある「アクアマリンふくしま」。そこは“食育”に力を入れているそうで、大水槽の前にお寿司屋さんがあったり、釣りをしてそれを調理する体験学習があったり、「食べるということをすごく大事にしている」と中村さん。そして、「我々は、他の生き物の命をいただかないと生きてはいけない。そうしたことをきちんと伝えるのは大事なこと」とも。
最後に、中村さんに水族館を訪れるうえで大事なことを聞いてみると、「美術館で絵を見るのと同じように、自分が好きなものを一生懸命見てほしい。絶対にそこに発見があるはずです」とアドバイス。
また、子どもに関しても「小さい子どもは、カメとカエルとペンギンに夢中になる傾向にありますが、いつも絵本で見ている彼らを初めて実際に見て、すごく興味を示しているわけなので、心ゆくまで見せてあげてほしい」と話していました。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/darehana/