木村拓哉が親交のあるゲストを迎え、人生をしなやかに生きていく様や、ゲストの秘めた魅力や強さに迫るTOKYO FMの番組
「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」。6月のゲストには、Dragon AshのKjさんが登場。2022年1月にリリースした木村のセカンドアルバム『Next Destination』に、Kjさんが楽曲「OFF THE RIP」を提供したことで、今回の対談が実現しました。6月19日(日)の放送では、Dragon AshのオリジナルメンバーでベーシストのIKUZONEこと馬場育三さんへの思いを語りました。
◆Kj「あの人がいなければDragonAshはない」
10代のときにDragon Ashとしてメジャーデビューを果たすも、デビュー当初は葛藤や苦労があったことを
前回の放送で赤裸々に語ってくれたKjさん。1999年発売のサードアルバム『Viva La Revolution』は180万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、デビュー25周年を迎えた今もなお第一線で活躍しています。
デビューから15年を迎えた2012年の4月、オリジナルメンバーのベーシストIKUZONEさんが急性心不全のため46歳という若さで急逝。
木村が「実際、現実としてバンドメンバーが他界してしまうっていうのは……経験者しかわからないんだろうな。自分は、まだこういう経験がないから……」と話すと、Kjさんは「なんて表現していいかわからないけど……」と声を落としながらも、生前のIKUZONEさんについて口を開きます。
「特に、亡くなる前にやった最後のライブが……。IKUZONEが一番愛していたROTTENGRAFFTY(ロットングラフティー)っていうバンドがあるんですけど。俺らよりもちょっとお兄さんの世代で、ずっと売れない時期にIKUZONEがプロデュースしたり、ライブを(一緒に)やったりしていて。そのROTTENGRAFFTYっていうバンドがワッと売れてきて、初めて『ツーマンでDragon Ashを呼ぶ』って言って呼んでくれて。東京・渋谷のO-EAST(現・Spotify O-EAST)でツーマンライブをしたんですよ。その後、最高の打ち上げをして。本当に一番いいところで着地したっていうか。最高の夜が、(IKUZONEさんにとっての)最後のライブだったんですよね」と振り返ります。
「なので、それも寂しかったし、今思うと、その最後の最後までスーパーロックベーシストとしていれたのは、バンドマンとして最高なんですけど。残された自分たちはね……みんな子どもで、馬場さんがイチからバンドマナーや服の着こなし、ライブのときの動きとかを教えてくれていたようなものなんで……。もう確実に、あの人がいなければDragon Ashはないですし。今だからこそ『ありがとね』っていう言葉が出てくるんですけど、そのときの俺たちは 『いやいやいや……ひとりで逝っちゃわないでよ』っていう感覚のほうが大きかった」と告白。
「あと、ファンが悲しかったと思う」とKjさんが語ると、木村は「絶対にそうだと思う」とうなずきつつ、「ファンもそうだけど、当事者であるバンドのメンバーっていうのは……でも今、何のつっかかりもなく『ありがとう』っていう言葉が出てくるのが、一番の関係性じゃないかなぁとも思う」と話しました。
次回6月26日(日)の放送も、引き続きKjさんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
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聴取期限 2022年6月27日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:木村拓哉 Flow supported by GYAO!
放送日時:毎週日曜 11:30~11:55
パーソナリティ:木村拓哉
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/flow/