住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。3月5日(木)放送の「TOKYO FM新型コロナウイルス関連情報」では、フリーアナウンサーで防災士の古賀涼子さんが「新型コロナの思わぬ影響……買えないもの・買って欲しいもの」について解説しました。
※写真はイメージです
新型コロナウイルスの影響により卒業式や送別会、結婚式などイベントの延期・中止が相次ぎ、花の需要が急減しています。この日のテーマは「新型コロナの思わぬ影響……買えないもの、買って欲しいもの」と題して、日本で唯一の花き業界の研究機関「株式会社大田花き花の生活研究所」所長・桐生進さんに電話で伺いました。
古賀:農林水産省の公式Webサイト上に掲載された
「国民の皆さまへ」
という緊急発表のなかで、牛乳や乳製品とともに、花の購入も呼びかけています。
住吉:新型コロナウイルスの感染拡大で、花き業界にどのような影響が出ているのですか?
桐生:3月の花の需要は、年間を通して12月に次いで「2番目」に高い月になります。卒業式や送別会などの大きなイベント需要、お彼岸などもあります。
住吉:卒業式の中止などにより、花の需要が落ち込んでいるのですね?
桐生:はい。さまざまなイベントの中止、もしくは延期という形で、当然お花のキャンセルも相次いでいます。
住吉:もし、このまま花の購入が減り続けると、花農家の方や花屋さんなどに、どのような影響が出てくると考えられますか?
桐生:お花は、時期に合わせて生産されてるので卸売り価格が低迷してきます。また、お花屋さんは店頭販売のほか、卒業式や送別会などの大型イベントの装飾、ギフトのお仕事の売り上げの割合も非常に高いので、これから大幅な売り上げ減というお店が出てくるのではと予想されます。
住吉:お店の存続、生活などにも関わってくる話になりますよね。
桐生:そうですね。そういったこともあります。とはいえ、季節のお花がこれからたくさん出てきますので、「ご自宅や職場などで、旬のお花を飾っていただけませんか?」という呼びかけをおこなったり、店頭販売をより一層強化していこうと思っております。
住吉:私たちが今できることは、いつもよりたくさんお花を買って楽しむということですね。
桐生:そうですね。あと、科学的な検証でも、お花やグリーンを飾って鑑賞すると、ストレスが軽減されることがわかっておりますので、ぜひ身近なところにお花を飾っていただければと思っております。
住吉:この時期、おすすめのお花はありますか?
桐生:ちょうど、さまざまな種類が出回る時期です。例えば、枝ものでは桜、あとは春色がかわいいスイートピー、みなさんご存じの春のお花・チューリップ、香りが良いフリージアなど、まさに旬の素晴らしさを味わえる花がたくさん出回っております。お花屋やスーパーマーケットの店頭などでも販売されておりますので、ぜひ、ご覧いただければと思います。
古賀:ちょうどホワイトデーが近いので、何かプレゼントを考えていらっしゃる方は、ホワイトデーにお花を贈るのもいいですね。
住吉:私の場合、普段ならお花は「贅沢品だから……」「高価だから……」とか言って、自分のために買うことは、そんなに多くなかったんです。でも、自宅にいる時間が増えたり、お子様がいらっしゃる方も多いと思いますので、こんなときだからこそ、家にお花を飾ってみるのもいいと思います。
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/