きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。
8月7日(日)、8月14日(日)の放送では、モデルでスポーツトラベラーの福田萌子(ふくだ・もえこ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
(左から)パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ、福田萌子さん
★「弱さ」をテーマにクロストーク
萌子さんといえば、Amazonプライム・ビデオで配信された婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」の初代バチェロレッテをつとめたことで知られ、番組で垣間見える萌子さんの明るい笑顔、そして男性陣に真摯に向き合う姿が同世代の女性からも大きな支持を集めました。
きゃりーも、萌子さんの立ち振る舞いに魅了された1人で、「バチェロレッテ・ジャパン」を「めちゃくちゃ観ていた」と言います。萌子さんの番組での言動やSNSでの投稿から「すごく芯が強くて、素敵な女性という印象があって、めちゃくちゃ憧れている」と本人を前に語るきゃりー。
そんな萌子さんとは、印象とは真逆の“弱さ”をテーマにトークを展開。萌子さん自身、自分のことを弱いと思う瞬間は「たくさんある」と笑います。
例えば、「ちょっと自分に余裕がなくなっちゃって、もう少し時間があったらしっかりとケアできて(思いを)お伝えできたことなのに、パパッと伝えてしまったとき、“どうしてひと呼吸落ち着いて、やさしい口調でお話できなかったんだろう”って。相手にとっては、すごく投げやりで怖い印象を与えて萎縮させてしまうじゃないですか。相手をそういうふうに思わせてしまうのは、自分の弱さだと思うんですよね」と萌子さん。
そんな思いから、「自分がどんな状況であっても、人に何かしらのマイナス要因を与えるようなことはしないように」と心がけているそう。
そして、自分の弱さに直面したり、嫌なことがあったりして落ち込むことがあったとき、萌子さんは「特に10代後半~20代前半ぐらいまでは、ずっと引きずるタイプだった。根に持っているわけではなくて、その出来事を記憶としてずっと覚えてしまっているから、自分の中できちんと消化しないと、次に進めないという感覚でした」と話します。
きゃりーも、過去にあったことを思い出して落ち込むことがあると言い、そんなときには「コロナ前にはカラオケに行くことが多かった。好きなだけ歌って、大声を出すとちょっとスッキリする。それで完全に消化しきれるわけじゃないけど、(落ち込んだ)レベルが減っていく感じ」と自身のストレス解消法を明かします。
一方、パートナーでマウンテンバイク選手の井手川直樹さんは、萌子さんとは真逆の“寝たら次の日には忘れるタイプ”で、「自分が事故を起こしたときのイメージを持ち続けてしまうと、次のレースに怖さで臨めなくなるので、忘れないといけない職業なんです。ケガをしたことはすぐに忘れて、いいイメージでレースに臨まなくてはならない。そんなふうにずっと生きてきた人なので、(落ち込むことがあっても)すぐに忘れるんです」と説明。
そんな真逆のタイプとあって、「伝えたいことがあると、『ちょっと待って、今話すから!』と言ってその場で話し合いをしないと会話ができない(苦笑)。だからおもしろいですよ」とパートナーとの生活ぶりに言及します。
現在35歳の萌子さんが、これまでの人生において一番弱かった時期は「18、19歳のとき」。当時はすごく多感な時期で、「周りから言われることをすべて聞き入れてしまって苦しくなって、泣いてばかりの日々でした。消化することもできなくて、きゃりーさんのようにカラオケで発散するみたいな手段もなかった。考えて考えて……がんじがらめになっちゃっていたので、あの頃はすごく弱かった」と赤裸々に振り返ります。
そんな性格から脱却できたのは、「スポーツとの出会い」でした。「汗をかくと自分の気持ちがリフレッシュして消化される。きゃりーさんのカラオケのように、ゼロにはならないけどちょっと軽減されるみたいな感覚を覚えてからは、ちょっとずつ強くなっていきました」と語りました。
(左から)パーソナリティのきゃりーぱみゅぱみゅ、福田萌子さん
★Chapter#0 Library★
ゲストが背中を押された作品を紹介してもらうコーナーで、萌子さんがセレクトしたのは、映画「ビッグ・フィッシュ」(2004年日本公開)。
ティム・バートン監督の作品が好きだったことから、この映画と出会ったそうで「子どもの頃って、親は完璧な存在だと思ってしまいがちだけど、親だって人間だし間違うこともあると。だから、1人の“人”として尊敬できたら、もっといい関係が築ける、ということを教えてもらった映画」とその魅力を語りました。
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また、8月1日(月)に自身の妊娠を発表したばかりの萌子さん。新しい命を身ごもってから気持ちに大きな変化があったようで、平井 大さんの楽曲「もしも、僕がいなくても。」をオンエアし、涙する場面も。
「今すでにこれだけの幸せを与えてもらっているから、(出産への)怖さがまったくないんです。最近、母親になるってすごいんだな、命を授かるってこういうことなんだなって……」と実感を語り、楽曲の歌詞に共感していること、現在感じていることなど、涙ながらに話してくれました。
あらためて、2週にわたる福田さんとのトークを振り返り、きゃりーは「2週とも、萌子さんのラジオに私がゲストで出演して、話を聞いてもらっているようで、気持ちがすごくスカッとした」と聞き上手な福田さんに感心しつつ、「『バチェロレッテ・ジャパン』に出ていた頃から思っていたけど、萌子さんは相手の思いを上手に引き出してくれて、解決に導いてくれる素晴らしい女性だなと、あらためて思いました」と感想を語りました。
次回8月28日(日)の放送は、氣志團の綾小路翔さんをゲストに迎えてお届けします。どうぞお楽しみに!
<番組概要>
番組名:CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~
放送日時:毎週日曜 12:30~12:55
パーソナリティ:きゃりーぱみゅぱみゅ
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/heart/