住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。毎週金曜日に放送している「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みをBlue Oceanリスナーみんなで考えていきます。今回は、子どもたちに「鬼、オバケが来るぞ!」と言って脅す夫に悩むリスナーからのメッセージを紹介しました。
※写真はイメージです
<リスナーからの相談>
夫の子どもたちへの接し方についてのご相談です。我が家には、幼稚園の年中の長女、3歳の長男、0歳の次女がいます。上の子ども2人に対して、夫はことあるごとに「お片付けをしないと鬼がくるぞ」「早く寝ないとオバケがでるぞ」と言って脅すのです。先日は、タブレットでなまはげの画像を検索して、子どもに見せつけていました。
当然、子どもたちは怖がります。夫がいないときも子どもたちは「ママ、今オバケいる?」「怖いからトイレについてきて」「鬼ってどこに住んでいるの?」などと聞いてきます。平日は私1人で3人の子どもを見ており、家事や子の世話をやめてケアをする必要もあり、“夫の脅し”にうんざりしています。
夫には、子どもたちが本当に怖がっていること、ワンオペ家事育児に支障が出ることを伝えましたが、それでも、私が見ていないところで怖がらせていると、先日、長男から聞きました。どうすればいいでしょうか?(東京都 専門職 女性 39歳)
◆お母さんが横からフォローする
つい先日、夜8時くらいにスーパーで見かけたご家族が、相談者さんのご家族と同じような感じでした(汗)。お父さん、お母さんと3歳くらいの女の子がいて、お父さんが「早く帰らないと鬼が出るよ」と言ったら娘ちゃんが泣き出してしまい、とっさにお母さんが「でも夜9時までに帰ったら鬼さんが許してくれるって言っていたよ!」とすかさずフォロー。なので、お父さんが妖怪の話をするときは、お母さんが横からコソっとフォローするのがいいのかなと思いました(東京都 技能職 女性 23歳)
◆“オバケからの手紙”を渡す
オバケからお子さん宛の手紙が届けば、きっと怖がらなくなると思います。以前、我が家の娘もオバケをとっても怖がっていました。そんな娘に「オバケから手紙が届いたよ!」と言って、手紙を渡しました。もちろん私が書きました。内容は「いつもそばで見ているよ、仲良くなりたいな」みたいなことを書いたんです。その手紙をもらってからは、真っ暗な場所でも、突然大きな音がしても「今のはお友達のオバケかもしれない!」と言って怖がらなくなりました。“お友達になりたがっている優しいオバケもいるよ”とお話をしてみては?(埼玉県 会社員 男性)
◆奥さんが“本当の鬼になる”、義母に相談する
2つほど思いつきました。1つは、奥さんが“旦那さんにとっての鬼”になる。逆につらく当たるのはいかがですか? 例えば、鬼の話をしたら1回につき1,000円、お小遣いを削減するとか、晩御飯を抜きにするとか。子どもたちが怖がるので、寝たあとがいいと思います。
2つ目は、義母に相談する。子育ては、自分が親にどのように育てられたかをベースにすると思うので、旦那さんのお母さんに相談し、子どもの頃、どのように育てていたのかを聞きながら、旦那さんの育児に対して注意をしてもらってはいかがでしょう?(静岡県 主婦 38歳)
◆“人間が一番怖い”と教える
我が家も、主人がオバケや鬼の声を真似して娘を怖がらせていますが、私は「よく見て! お父ちゃんだよ」と言ったり、「オバケや鬼より人間が一番怖いんだよ」と言っています。以前、“鬼からの着信”が表示されるアプリ「鬼電話」を使ったことがあるのですが、そのときは主人に「トラウマになるからやめなさい」「トラウマを抱えたまま成長したらかわいそうだ」と言われたこともあります(東京都 女性)
◆“脅す育児”をする親は、“子育てスキル”が足りない
発達心理学者です。脅す育児をする親は、子育てのスキルがまだまだ足りません。子どもを怖がらせると、幼少期に得るはずの“安心感”が損なわれ、外に出ることを躊躇したり、新しいことにチャレンジしにくくなると言われています。オバケや鬼を出して脅す育児はやめてください(千葉県)
◆オバケと仲良くする方法を考える
「オバケはどんな声でしゃべるのかな?」と言って、お子さんと一緒に仲良くなる方法を考えてみるといいかもしれません(千葉県 女性)
◆オバケが出てくる絵本を読んであげる
ご存知の方が多いかもしれませんが、「こぶとりじいさん」「泣いた赤鬼」「だるまちゃんとてんぐちゃん」「おばけがぞろぞろ」「ママがおばけになっちゃった!」など、オバケや鬼が出てくる絵本を読めば、子どもたちもその存在を受け入れやすいのでは?
また番組には、子どもの頃、同じように脅されていた……という方からのメッセージも届きました。
◆トラウマになるので「本当にやめて!」
私は子どもの頃、親から「オバケが来るぞ」と脅されて育ったため、いまだにオバケがトラウマ級に怖いです。成人したにも関わらず、オバケのことを考えて怖くなると、夜に1人で泣き叫んでしまいます。成長したときの精神に支障が出る場合もあるので、お父さんには「本当にやめて!」と強くお伝えしたい(東京都 主婦 43歳)
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時 :毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/