本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。今回の放送は、ブルース・リーが創始した武術「ジークンドー」のインストラクター・石井東吾さんがゲストに登場! ここでは、ジークンドーを習得したことで役に立ったことなどを語っていただきました。
(左から)マンボウやしろ、石井東吾さん、浜崎美保
◆ジークンドーを学ぶと“体と会話ができる”?
やしろ:前に(東吾先生と)食事に行ったときにもいろいろ聞いたんですけど、(ジークンドーを学ぶと)“自分の体との会話力が上がる”と。
石井:そうですね。
やしろ:これはどういうことなんですか?
石井:でも、これは秘書も空手やられているので、多分わかってくれると思います。
やしろ:なるほど、武術家どうしのトークですね。
浜崎:恥ずかしい……(笑)。
石井:ハハハ(笑)。
やしろ:秘書は体と会話をしますか?
浜崎:まだできていないかもしれませんが、集中力を高めるための精神統一とまではいかないですけど、“自分のなかに矢印を向ける”っていうことですかね。
やしろ:前にもお話を聞いたんですけど、例えば“今日は右足首が痛いな”とか、“いつもより肺の疲れが早いな”って感じるのも「既に会話なんですよ」と。
石井:本当にそうだと思います。そうやって体を動かすことによって、普段の自分の体調だったり“今日はちょっと違うな”っていう変化に気づけることが、自分の体と会話することなのかなと思います。
やしろ:僕はボディのなかでまだ3、4ヵ所しか話せないですけど、(ジークンドーによって)これがたくさん分かるようになると?
石井:そうですね、骨も含めて、より色濃く意識できるようになるというか。
やしろ:東吾先生は骨とも話せるんですか!?
石井:そうですね(笑)。僕の先生からは「意識できないところも意識できるようにしなさい」と。そういう稽古もあったりします。
やしろ:誰でも“体調が悪いな”って感じると思いますが、その精度が上がり、それが分かる箇所も増えていくと。
石井:はい。あとは、もちろん護身術にもなるので。
やしろ:倒すとは言いながらも、護身でもあると。
石井:そうです。だから、勝つために学ぶのではなくて、“負けない技術を探究していく”っていう感じです。試合に勝つためではなくて、そういった何か有事の際に自分の身を守るため、あるいは、大切な人の身を守るため。そういうことができるようになるのを目的としているということが、武術のあり方なのかなと思います。
◆ジークンドーを学んでから感じた変化
浜崎:ジークンドーを習得すると、生活するなかでも役に立つようになりますか?
石井:そうですね。でもそれは、ジークンドーに限らず、武道の考えとしてそうあるべきだと思っています。
やしろ:ちゃんと鍛えて向き合っていくことによって、生活するうえでの気持ちの余裕だったり、過ごすときの気の持ちようっていうのは変わっていくものですか?
石井:変わると思います。そこは僕自身がすごく変化があったところですね。強さに対する概念がすごく大きく変わりました。
やしろ:始める前と後で、どのような変化がありましたか?
石井:始める前は、少しのことにイライラしてしまったり、誰かのことを許せなかったこともあったんですけど、僕の先生が、そういう部分がないようなすごく器の大きい方で。強い人って威張るような感じではなくて、自分を律して、いろいろな人に優しくなれるような心の余裕が持てるんだな、っていうことが分かって、そこから自分の弱さと向き合うようになりましたね。それが修行の始まりだった気がします。
* * *
石井東吾さんが書き下ろした初の書籍「陰と陽 歩み続けるジークンドー」(Gakken)が12月22日(木)に発売されます。こちらも要チェックです!
石井東吾さんの書籍「陰と陽 歩み続けるジークンドー」
<番組概要>
番組名:Skyrocket Company
放送日時:毎週月~木曜17:00~19:52
パーソナリティ:本部長・マンボウやしろ、秘書・浜崎美保
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/sky/