吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。6月4日(土)の放送では、ブランド「Nhes.(ナエス)」代表の村中克(むらなか・かつ)さんに、天然素材の歯ブラシ「turalist(チュラリスト)」についてお話を伺いました。
天然素材の歯ブラシ「turalist(チュラリスト)」
大阪府東大阪市発のブランド「Nhes.」が作った歯ブラシ、「turalist(チュラリスト)」。
100%天然由来にこだわり、自然に還るのが特徴です。ハンドル部分は、家具職人が家具を作るときに出る、ブナの木の廃材を利用。
ブラシには、食肉用として育てられた馬や豚。大切な命の副産物としての「毛」を活用しています。
100%天然由来、廃棄されてしまう素材をアップサイクル
「プラスチックフリーの歯ブラシを日本国内でつくりたい」。村中さんは、そんな思いで挑戦を始めました。
プラスチックを使わないだけでなく、本来であれば、廃棄されてしまう素材をアップサイクルしているのも大事なポイントです。
もともとは、環境のことを考えていたわけではなかったという村中さん。商品開発し、それを使っているなかで、環境についてしっかり考えたいと思うようになったと言います。
命の副産物に着目したのも、地場産業を守っていきたいという思いからでした。
「ブラシだったり、ハケというのは、大阪の地場産業のひとつなんですね。そのひとつが歯ブラシなので、植毛の会社もたくさんあります。ただし、動物の毛を植毛する技術は、高齢化もあってどんどんなくなっています」
環境、そして地場産業を守るために
職人さんの手作業で加工される歯ブラシ。そのため、1本1本表情が異なるのが魅力的です。
「turalistの植毛は、70歳代の女性の職人さんひとりでやってくれています。ものすごくやりがいを感じてくれていて、今、生き生きしています。この地場産業を守っていきたい思いもあるし、職人さんも大事にしていきたい、そういう大きな課題も背負っていますね」
1本1本表情が異なるのも魅力のひとつ
選んで、使う人が増えることで、ずっと先の世代にまで伝えていきたい。そんな思いが、「turalist」には込められています。
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聴取期限 2022年6月12日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/