手島千尋アナウンサーがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「防災FRONT LINE」。3月26日(土)の放送では、尾西食品 広報室の森田慶子(もりた・けいこ)さんに、子どもに向けた「防災教室」についてお伺いしました。
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防災食の研究や商品開発を手がけている尾西食品は、子ども向けの“防災教室”もおこなっています。こちらは小学校・中学校を中心に、1時間ほどのカリキュラムで防災に関する知識を学べる構成になっています。
防災教室を始めた経緯ついて、「非常食を通じて防災を身近に感じてもらい、災害に備えていただきたいと思っています。非常食は“食べる物ではなくて、備えておく物”という固定概念があり、備えていても非常食を一度も食べたことがない方が多くいます。
そのために、実は災害時に作り方が分からなかったり、食べたことがなくて食が進まなかったりしますので、小さいうちから(非常食のことを)知って、体験して、備えていただくために始めました」と森田さん。
子どもたちが、防災教室で非常食に触れることで、ご家庭の備蓄について考えるきっかけにもなりそうですね。
では、実際に子どもたちはどのような防災の知識を学べるのかというと、森田さんは「“体験してみる”ということが重要だと思っています。言葉だけでは伝わらなかったり印象に残らなかったりするので、実際に非常食を食べたり、重い非常用持ち出し袋を背負う体験をすることで、何かしらを感じていただけたらと思っています。また、オンラインでおこなう場合は、学校の先生ともよく相談して、(先生にも)協力してもらって実施しています」と話します。
これ以外にも、アルファ米とは何か、もしものときのために備えておくべきこと、ローリングストックの必要性、フード・ダイバーシティ、非常食の試作など、各学校の要望に応じてカスタマイズしたカリキュラムで防災教室をおこなっているとのことです。
森田さんによると、防災教室に参加した子どもたちからは、こんな声が聞かれたそうです。
「『非常食を初めて食べたけど、意外においしかった』というような声を聞きますと、いざというときがきたら安心して召し上がっていただけるなと思いました。また、『祖父母でも食べやすい非常食があると知りました』という子どももいて、自分だけじゃなくて周りの人も思いやれる、ということが分かったんですね。いざというときにも、助け合って乗り越えていけるのではないかというふうに感じさせてくれました」
4月からは、オンラインでの防災教室にも力を入れていくそうです。そんな、尾西食品の「防災教室」については、
コーポレートサイトをご覧いただき、質問や申し込みについては、お問い合わせフォームからアクセスしてみてください。
<番組概要>
番組名:防災FRONT LINE
放送日時:毎週土曜 8:25~8:30
パーソナリティ:手島千尋
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/bousai/