TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。5月11日(水)のお客様は、つるの剛士さんと庭師で俳優の村雨辰剛さん。ここでは、村雨さんが日本に興味を持ったきっかけを振り返りました。
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(左から)村雨辰剛さん、つるの剛士さん
◆「武田信玄と上杉謙信が好き」(村雨)
つるの:雨ちゃんって今いくつなんだっけ?
村雨:今33歳で、今年で34歳になりますね。
つるの:若いんだね!
村雨:昭和63年生まれなので“ギリ昭和”っていうやつですね。
つるの:その時期に生まれたのかぁ。いつ(母国のスウェーデンから)日本に来たんだっけ?
村雨:最初に来たのが16歳のときなんですけど、移住したのが18歳ぐらいですね。
つるの:っていうことは、日本に来て15年くらい?
村雨:そうですね。あと僕、大きな目標とまではいかないんですけど“人生の大半を日本で過ごしている”っていうことを言いたくて。それが後3年ぐらいなんですよね(笑)。
つるの:なるほどね。僕、本当に雨ちゃんと会ったときに思ったんだけど、僕ら日本人が恥ずかしくなるくらい日本が好きじゃないですか?
村雨:本当に好きですね。
つるの:それこそ、伝統的な庭師という職業を選んでいるもんね。知ったきっかけは何だったの?
村雨:最初は本当に純粋に日本の文化・歴史を好きになったんですね。日本の歴史って、世界から見たらすごく変わっているんですよ。特に僕が好きなのは戦国時代の武将・武田信玄と上杉謙信で、敵に塩を送るエピソードとかも、敵をやっつけるチャンスがあったら、あらゆる手を使ってやっつけなきゃいけないのに“助けてあげる”という武士の情けというか、武士道的なところがすごく好きだったんですよね。
つるの:それは何で知ったんですか?
村雨:スウェーデンで受ける世界史の授業で知ったんですよ。そんなに深く紹介されてはいないんですけど、それでも“面白いな”と思って自分で勉強するようになりました。14、15歳くらいですかね。
つるの:中学生で日本のそういった勉強も教科のなかに入ってくるんだ。
村雨:でも日本って、世界から見たら普通に大きな国じゃないですか。人口も多いし、歴史もある。だから教科書では、文化や歴史、あと宗教の視点でもけっこう紹介されていますね。
つるの:そうなんだ! そういった“海外から見た日本”みたいなのはすごく気になるし、まさか(スウェーデンの)教育のなかに日本の文化が出てくるっていうのは、すごくうれしいね。
村雨:逆に日本でも、スウェーデンのことが(教科書などに)出てきたりするんですけど、それを見るとうれしくなりますね。でも、世界中が今グローバルじゃないですか。その国のことを知っているだけで、それが話のきっかけになったりするので。
16歳のときに初めて大好きな日本に来たときはもうワクワクで、見るものすべて“すごい!”ってなっていました。それに(その場で出会った人たちに)いろんなことを聞いたんですよね。「この神社にある鳥居は何の意味がありますか?」みたいな。でも、(日本人でも)多くの人は答えられなくて。それがますますエキゾチックに感じてどんどん追求したくなってきて、どんどん沼にハマってしまったんですよね。
つるの:それに感化されて本当に日本に住んじゃうって、すごいよね。
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今週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……
5月25日(水)見城徹さん×秋山純さん
5月26日(木)IKKOさん×小林幸子さん
がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/