シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。7月9日(土)放送では、久しぶりにこちらのコーナー「ねえ聞いて、まさはっさん」をお届けしました。
福山雅治
「ねえ聞いて、まさはっさん」は、学生リスナーさんを中心とした若者からの相談に福山さんが答える人気コーナーです。
東京都東久留米市にお住まいの、りゅーさん(16歳・男子・高校2年生)は、将来の夢がないということが悩みなのだそうです。
「高校2年になり、志望校も具体的に考えないといけない時期になってきました。でも僕には特別、将来やりたいことがまだ浮かんでいません。親からは『何かやりたいことがないまま選んだ大学に行ったところで、ただ遊んで終わる。四大でも短大でも専門でもやりたいことに繋がる所を選びなさい』と言われますが、将来の夢が具体的に浮かんだことがありません。でもそれは、僕だけじゃない気もしています。将来の夢を持ちたい気持ちはありますが、浮かばないんです。その事実に悩んでいます。僕自身、普通に生きて行くんだろうという感じはあり、それがいいかといわれると嫌だなとも思います。でも、どうしていいかも今はまだ分かりません。福山さんはミュージシャンになりたいという『将来の夢』をいつ持ちましたか?」
若者らしいこの悩みに、まずは福山さん自身がどうだったのかということを語ります。
「中学生の頃にはミュージシャンになりたい、音楽で食べていきたいと思っていました。その道しか考えていなかったので、高校に行かなくてもいいやとすら思っていました。でも、ふとまわりを見渡せば、誰も僕と同じ熱量でギターに夢中になったりバンドをやったりはしていませんでしたね。逆に僕が変なのかな? って思うこともありました」
だから、夢がないというのは別におかしいことではないのだと。そして福山さん自身、ミュージシャンになりたいと思うことが「夢だったかと言われたら、わからない」と言います。
「僕は強い気持ちでミュージシャンになりたかったっていうよりも、音楽以外が全部嫌だったんですよ。それ以外やりたいことがなかった。逆に言えば、好きなことじゃないことで働くのは絶対嫌だ! って思っていましたから。好きなことがわかっているというよりも、嫌なことがハッキリしていたということでしょうね」
「夢、ということではなく、ちょっと興味があるっていうくらいのことから発想してみたらどうでしょう? りゅーくんはお母さんの影響で僕のファンになってくれたって書いてくれているので、ライブにも来てくれたことがあるんですかね。だとしたら、例えばコンサート制作に携わる仕事とか、メディア関係の仕事とか、エンターテイメントにまつわる仕事だったら目標にできるかもしれない」
夢は探すものではなく、興味のある方向に歩いていたら、自然と夢に向かっていた、ということなのかもしれません。
若いリスナーさんの誰にも言えない悩み、人には相談しにくいことなど何でも結構です。まさはっさんに相談してみてくださいね。
それでは、次週7月16日(土)の「福のラジオ」もお楽しみに!
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聴取期限:2022年7月17日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/