ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・ギター後藤正文さんとギターの喜多建介さんが、3月30日(水)放送のTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にゲスト出演。この日リリースのニューアルバム『プラネットフォークス』について、ファンを公言しているパーソナリティのこもり校長が質問しました。
――綱渡りみたいなスケジュールで「団結しました」
こもり校長:ASIAN KUNG-FU GENERATION先生は、本日、3月30日にニューアルバム『プラネットフォークス』をリリース。おめでとうございます!
アジカン:ありがとうございます!
こもり校長:僕は0時を回ってすぐに聴きました。それからずっと聴いてます。最高ですね!
後藤:ありがとうございます。
こもり校長:これまででいちばん多い14曲を収録。新曲は8曲収録ということですが、制作に時間はかかりましたか?
後藤:短い期間で集中して作ったんです。去年の秋ぐらいからレコーディングして……年明けには完成させなきゃいけないスケジュールだったので。
喜多:新曲の8曲は、去年の秋ぐらいから一気にレコーディングしました。動けるかわからない時期もあったので。
後藤:怒涛の期間でしたね。
こもり校長:それは……急ピッチですよね?
後藤:そうですね。1日もミスできない、みたいな。綱渡りみたいなスケジュールでしたけど、おかげで集中力が高まりましたよ。
喜多:団結しました(笑)。“3月30日にリリースします”というのが去年の秋に決まってから……。
後藤:逆算したら「すぐはじめなきゃ!」って(笑)。そこで4人が一気に団結して……。
喜多:いままででいちばんの団結でしたね。
――「おじさんたち4人が閉じた世界観で作るって、ヤバくない?」
こもり校長:今回は客演も多いな(14曲中3曲)と思いましたが、どうやって決められたのですか?
後藤:ミュージシャンを選んだのは、本当にただ好きでかっこいい人たちに声をかけたんですけど……いまって、みんながフィーチャーし合って“仲間たち”で作ることが多いじゃないですか。いろんなアーティストが、それぞれのアルバムに参加し合って。
こもり校長:はい。
後藤:そういう時代に、おじさんたち4人が閉じた世界観で作るって、ヤバくない? みたいな(笑)。
喜多:“閉じた”って……(笑)。
後藤:4人で合宿に行って仕上げてくるとかけっこうギリだな、みたいな気がして。
喜多:そんな話もあったけどね。
後藤:最初はロンドンで録ろうみたいな話もありましたけど、だんだん……人とやるのって意味あるし、アジカン自体も4人だけで成り立ってるんじゃなくて。いろんな人との関わり合いの中で、バンドって成り立っているから。
喜多:25年間ね。(1996年に結成)
後藤:そうそう。だから自分たちの音楽も、少しずつ“仲間たち”を増やすようなイメージで、ミュージシャンに声をかけたりしたほうが彩り豊かになっていくかな、というイメージだったんです。
こもり校長:僕は制作側だけでなく、聴き手、受け取り手の幅も広がるようなアルバムだな、と思いました。そのくらい、キャラクターの濃い楽曲が集まっていると思います。
――音楽の力を信じて作ったアルバム
こもり校長:あらためて、アルバムに込められた思いをお聞きしてもいいですか?
後藤:僕たちは、別にありのままでいいような気がしていて。でもありのままって難しく……てクラスメイトとかでも、1人2人は合わない人っているじゃないですか。でも多様性が叫ばれていて……。
ぺえ教頭:はい。
後藤:多様性って“それそれがそのままでいていい”という意味なんですけど、「難しいな」と思う瞬間もあって。
こもり校長:うんうん。
後藤:ただ「この音楽好きだ」とか、そういう可能性ってすごいなと思うというか。本当に合わないヤツでも、好きなミュージシャンが一緒だったりするみたいな。これって、音楽の力の1つだなと思うので、そんな力を信じて作ったアルバムが、この『プラネットフォークス』という作品です。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長、ぺえ教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒
https://www.tfm.co.jp/lock/