シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。7月16日(土)の放送では、高齢のお母さんをうっかり怒らせてしまったというメールをいただきました。
福山雅治
栃木県佐野市にお住まいの、mamedaifukuさん(58歳・会社員・女性)には83歳で一人暮らしをしているお母さんがいらっしゃいます。ご高齢ということもあって、先日普通自動車免許証を自主返納したのだそうです。ところが、それをきっかけに、めっきり外出をしなくなり、足腰が弱くなってしまったということです。
「私が、どこか出かけようよと誘っても『コロナが怖い』とか『天気が悪い』と……。私もなんだかめんどくさくなって、家族のグループLINEでつい母の悪口を書き込んでしまいました。すると、普段あまりLINEなど見ない母が、このときに限って真っ先に既読。妹から、母が怒っているとの知らせが届きました……。私も悪いと思ったのですが、つい『本当のことを書いただけだもん!』と開き直ってそのままです」
謝った方がいいのでしょうか? というmamedaifukuさんからのお悩み相談です。
実は、福山さんもお母さんに対してはついついストレートすぎる言い方になってしまって、良くないなと自分ではわかっていてもなかなか直せないのだと言います。
「マメに連絡をとっている間柄だと、雑談の中でも大事なことを普通に伝えられる。でも、たまにしか連絡しないと、大事なことを伝えるのは難しいですよね。大事なことって当然重たい内容ですからね。どうしても言い方を含めてキツくなっちゃうんですよね……」
でも――、と福山さんはこう言います。
「想いの出発点は優しさからですから。mamedaifukuさんのお母さんを想う優しさ、思いやりというものをきちんと伝えたらわかってもらえるんじゃないでしょうか。だからまずは謝って、説明をしたら大丈夫だと思います」
福山さんが選曲したのは「蜜柑色の夏休み」。長崎で蜜柑畑をやっていたおばあちゃんとの思い出を歌にした曲です。
「この間、『長崎スタジアムシティプロジェクト』のお仕事で長崎に帰ったときに、楽曲“蜜柑色の夏休み”の舞台になったばあちゃん家に行きました。NHKさんの『ファミリーヒストリー』でも紹介された、ばあちゃんの畑にただ1本だけ残っている蜜柑の木を見に行ったんですよ。青い小さな実がなっていました。ああ、ばあちゃんが生きているんだなって感じました。ばあちゃんが作った畑に、今も蜜柑の木が生きている。だからこれは、ばあちゃんの命そのものなんだなって思ったんですよね。毎年実をつけて、ここで生きているんだなって感じました」
もうすぐ夏休みです。皆さんも大切な人にきちんと想いを伝えるようにしましょうね。リスナーさんの夏休みの思い出も「福のラジオ」にお寄せくださいね。
それでは、次週7月23日(土)の「福のラジオ」もお楽しみに!
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聴取期限:2022年7月24日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/