ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らうTOKYO FMの番組「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」。9月18日(金)放送ゲストは、モデルの森星(もり・ひかり)さんと、“発酵人”の田上彩(たうえ・あや)さん。ここでは、“インテリアのこだわり”を語りました。
森星さん、田上彩さん
国内外の雑誌や広告、ファッションショーなどで活躍する森さん。一方、田上さんは、神奈川・湘南をベースに無農薬野菜を育てながら、発酵にまつわる仕事に取り組んでいます。
“食”と“社会”をつなぐプロジェクト「edain(エデン)」を立ち上げたお2人。活動のきっかけは昨年の夏のことでした。
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◆森星“インテリア”のこだわりは?
森:もともと空間作りはすごく好きで、なかでも自分の世界観を作り出すことが特に好きだったけれど、おうち時間が増えて、自分が持っている物と向き合う機会も増えて、ものすごい断捨離をしたんです。
ただ捨てるのではなくて、人に譲ったり、リサイクルに持っていったり、循環する形を見つけてサヨナラしたんです。そうすると、生活がどんどんシンプルになってきて、頭のなかも一緒に断捨離している気持ちになって、自分の心が本当に求めているものと、不必要なものが明確に見えてきました。
インテリアに関しては、今まで行ってきたたくさんの国で出会った民族衣装やテイストを混ぜることで、一見ごちゃごちゃしているような印象があるけど、地球をすごく感じられるような、地球を一周した気持ちになるようなインテリアにしています。
リサイクルショップにも行くけれど、“どうやってここに辿り着いたの?”っていう、宝探しのような感じ。そのもののストーリーが魅力的だったら、自分の空間に取り入れる形でインテリアを楽しんでいます。植物はいい感じに空間をまとめてくれることに気付いてからけっこう置いていますね。
あとは、畳を敷きました。日本に住んでいるのに、意外と日本の要素が足りないと思って。昔ながらの畳屋さんを調べて、リビングの半分を畳にしたら本当に楽しい。香りがとても良いので、そこをメディテーションルーム(瞑想ルーム)みたいにして、ヨガをしたり、ストレッチポールで背骨のストレッチをしたり。自分のなかでは、そういうインスピレーションを作り出すような“無になれる場所”になっています。
それまで知らなかったけれど、畳にもいろんな色があるんですよね。それ自体がブラウン系だったり、縁の部分も柄や色がたくさんあって、組み合わせ次第で印象がガラッと変わるから、選ぶときに迷いました。いろんな国のエッセンスを、畳がまとめてくれる効果もあって、ごちゃごちゃ感がいい感じに調和しました。
田上:星を客観的に見ていて思うのが、絶対に、なんでもかんでも買わないんですよ。自分が可愛がれるかどうかを、ちゃんと見極めている。そういう部分でも、えらいと思う。
森:愛情を注げないものを衝動的に買ってしまうと、あとからすごく嫌な気持ちになるので、(買うのを)1日置いて考えたりもしますね。
▶▶番組Webサイトでは、放送内容をPodcastで聴くことができます。ぜひお聴きください!
次回10月16日(金)放送のゲストは、黒沢清さん(映画監督)×蒼井優さん(女優)。どうぞお楽しみに!
<番組概要>
番組名:三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
ナビゲーター:田中麗奈
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/curators/