お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「SUBARU Wonderful Journey 土曜日のエウレカ」。「あなたの心を、ここではないどこかへ」をテーマに、ゲストの「ココロが動く(=エウレカ)思い入れのある場所」へと案内していきます。3月27日(土)放送のお客様は、フリーアナウンサー・宇垣美里さん。ここでは、“アナウンサー時代に苦労したこと”を伺いました。
TOKYO FMの番組「土曜日のエウレカ」3月27日(土)放送ゲスト:宇垣美里さん
◆「よく同期に泣きついていました」
川島:関西にも、いわば大きいテレビ局がたくさんありますけど。関西でアナウンサーになるという考えはなかったんですか?
宇垣:関西の局の面接が始まるのが、もっと後だったんですよ。その時点で私はTBSで決まっちゃっていたので。
川島:そっか! もう受けられなかったと。
宇垣:もちろん受けることも可能なんですけど、狭い門を合格したのに(ほかの会社を)受けるっていうのもな……っていうのもありましたし。あとは東京に対する憧れもありました。日本で1番仕事がギュッて凝縮しているのって、東京ですから。
川島:発信の場ですよ。だから、単身乗り込むっていうことですよね。それまでに滑舌の練習や何か人前に立ったり発表したこととかはあったのですか?
宇垣:そもそも、あまり緊張する体質ではないので、人前でどうこうというのはなかったんですけど、本当に“言葉”ですね。言葉がとにかく難しかったですし、何を喋っても「関西弁訛りだよ」って言われると“そんな私を採ったのはあなたたちじゃないか”みたいな(笑)。
川島:責任取ってくれよ、みたいなね(笑)。
宇垣:“もう何も喋りたくない!”みたいな気持ちになって、よく同期に泣きついていました。
◆「何かを生産しなければ…」
川島:単身で東京に乗り込んできて、最初は不安だったと思いますが。
宇垣:そうですね。友達もほとんどいないですし、本当に同期しか知り合いはいないし、何を喋っても怒られるしで。私は人を困らせることしかしていないと思った結果、“何かを生産しなければならない”と思い、ずっとおうちでケーキを作っていましたね。
川島:毎日?
宇垣:ほぼ毎日、ケーキとかクッキーとか、あとは、ラザニアとか。そういう時間のかかる料理をしていました。ブクブク太りましたけどね(苦笑)。
川島:それで、またお仕事に行ってダメ出しされて。またケーキを作って……みたいな。よく耐えましたねぇ。
宇垣:でもそれこそ、研修期間を終えて実際に仕事が始まってみるとすごく楽しかったですし、そこで一気に現場の仲間が増えたので。あと、そんなことを言ってられないほど、生活が忙しくなったっていうのもあり。
川島:毎日ね。
宇垣:はい。そこからは本当に無我夢中にがむしゃらという感じでした。
川島:でもアナウンサーさんって、流暢に淡々とニュースを読まないといけない。しかも、予定していたことじゃなくて、速報が入ってきたりと一番難しい仕事なんじゃないかなと思うんですけど。その辺はどうやってクリアされたんですか?
宇垣:そこは先輩方がすごく見てくださったので。「ここの発音がおかしいよ」とか「ここは発声しないんだよ」とか、すごく丁寧に教えてくれたので、その期間があったからだなって思います。
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<番組概要>
番組名:SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55放送
出演者:川島明(麒麟)
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/wonderfuljourney/