吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。3月6日(土)の放送では、老舗油問屋「山本佐太郎商店」代表の山本慎一郎さんに、「大地のおやつ」についてお話を伺いました。
「大地のおやつ」の原点、かりんとう
岐阜県にある老舗の油問屋と和菓子職人のコラボで誕生した、お菓子シリーズ「大地のおやつ」。
「このまま油だけに頼っていたら、価格競争に巻き込まれてしまう……」1876年(明治9年)創業の油問屋「山本佐太郎商店」代表の山本さんは、22歳で家業を継いだ後、将来に不安を感じていました。
生き残るためになにができるのか? 模索していたときに出会ったのが、和菓子職人の“まっちん”こと町野仁英さんでした。
(左から)町野仁英さん、山本慎一郎さん
体に良い素材だけを使う、まっちんの和菓子づくりに共感した山本さん。2人でつくる新しいおやつについて、まっちんと話し合ったと言います。
そこで、まっちんから最初に出たアイデアが、「かりんとう」。こうして、和菓子屋と油屋がつくる最高のコラボがスタートしました。
素材の美味しさをそのまま活かし、油にもこだわって目指したのは、30年後も愛されるおやつづくり。
「大地のおやつ」という名でシリーズ化し、かりんとう以外にも、チップスやビスケット、サブレ、クッキーなど、さまざまなラインナップを生み出しました。
ファンを着実に増やしてきた「大地のおやつ」シリーズ
それぞれのストーリーが伝わるような、心のこもったパッケージのイラストも魅力です。
10年をかけて、着実にファンを増やしていった「大地のおやつ」。
現在の心境について、山本さんは「コロナ禍では、消極的になるなど、どうしても守りの態勢になりがちです。だけど、辞めることを止めようと思ったんです。新たな挑戦をして、楽しいことをやっていく姿勢が大事だよね、と話し合ったときに、目が覚めたんです。自分たちでイベントに出店をして、手売りで売って、10年前の原点に戻ったような気持ちになりましたね。お客さまにも、ワクワクする気持ちを届けられたらなと思っています」と語ります。
体にも心にもやさしい、かりんとう
体にはもちろん、心にもやさしい「大地のおやつ」。この時代だからこそ、さらに多くの人に届いてほしいですね。
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/