吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。11月16日(土)の放送では、京都府にある老舗和菓子店「亀屋良長(かめやよしなが)」8代目女将の吉村由依子さんに、人気商品「スライスようかん」についてお話を伺いました。
人気商品「スライスようかん」
スライスチーズならぬ、「スライスようかん」。これまでにないスタイルで「ようかん」を提案しているのは、京都に店舗を構える創業1803年の老舗和菓子店「亀屋良長」。
ようかんの形状は、薄いスライスチーズのようなシート状。丹波大納言小豆の粒あんようかんに、沖縄の塩を効かせたバターようかんと、ケシの実がトッピングされています。
これを食パンに乗せてトーストすると、ようかんがグツグツと溶けていきます。上に乗せているバターようかんがトロッととろけてきたら完成。手軽に小倉バタートーストが楽しめます。
食欲そそる小倉バタートースト
「スライスようかん」が生まれたきっかけは、なんでもない家族の日常だそうです。
「うちに子どもが2人いるんですが、1人はあんこがすごく好きでパンにあんこを塗ってほしいと。もう1人はチーズが好きなんです。あるとき、パンにたまたまスライスチーズをパッと乗せたときに、“すごい楽やな”と思ったんです。スライスチーズのような手軽さで、あんこを塗れたらいいなと。言うなれば、スライスようかんは私の面倒くさがりなところからスタートしているんですね」と吉村さん。
あんこは冷えると固くなるので、塗りにくいのが難点。それをシート状にすることで手軽にさっと使える一品に変身。吉村さんの“面倒くさがり”から始まったアイデアですが、今までありそうでなかった、楽しい商品になりました。
パンに乗せる「スライスようかん」を通して、和菓子の美味しさや奥深さと出逢う人が増えているという吉村さん。
「和菓子って、好きな人しか和菓子屋さんに行かないと思うんですが、すごくお客さんの幅が広がった気がしています」
創業1803年の老舗和菓子店「亀屋良長」
老舗和菓子店だからこそできる、時代や生活のニーズに合わせた商品開発。気軽な手土産としても喜ばれそうですね。
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php