スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。3月20日(日)放送では、リスナーから寄せられたお悩みに江原が“ことば”を届けました。
江原啓之
◆「年の離れた友人と距離を置こうと思っています」
年上の友人のことで相談があります。私は47歳で、20歳以上の友人がいます。その友人とは6年くらい仲良くしてきました。友人は生真面目で常識的、優しさを持っています。仲良くしていましたが、会うたびに愚痴、不満を言うようになり、年々暗くなっていると感じています。毎回、不満を言っているので声すら聞くのも嫌になりました。
20歳以上も年上ですので、お世話になったことも多々ありましたが、距離を置こうと思っています。手紙に書くか、直接会って話をしようかと思っています。“筋・道・義理”を通すことは大切です。相手に自分の気持ちを伝える上で、気をつけるべきことを教えてください。よろしくお願いいたします。
◆江原からの“ことば”
私は距離を置くのは賛成ですが、置き方(の問題)。手紙を書くとか、そういうのは若い人宛に送って、ギクッと気付いてもらえるようにするには良いのかもしれない。けれどお相手は70歳手前くらいの方。ある種の(よろしくない)プライドもあれば、“それは言わないお約束”というような世代でもある。
日本には“嘘も方便”という言葉もある。それは相手を必要以上に傷つけないための嘘。現代の若い方のなかには、「嘘はいけないんですよね? だからなんでも言うんです!」という人もいますが、違いますよ。“嘘も方便”の“嘘”は、“大我”。相手を愛すること。“小我”の“嘘”はいけない。それは自分を守るためだから。相手を想うことが大事。
ということは“嘘も方便”で、「習い事を始めた」「環境が変わった」「ちょっと忙しくなって、なかなかお目にかかれなくなった」……などと伝えるのが良いのではないでしょうか?
もしくは、「身内の介護を手伝わなければならなくなった」とか。少しずつ距離を置く。3段階くらいに分けて伝えたり、そういった工夫も必要だと思うんです。それも“愛”なのです。「お世話になったこともある」と言うのであれば、それくらいの“愛”はもってもいいんじゃないかな。
本当に感謝しているのであれば、“嘘も方便”もできると思うんです。けれど、あなたからは、単に「相手が嫌になったから離れたい」という感じがすごくある。そうすると、相手も相手だけれど、こっちもこっちになってしまうのではないかな?
そうでなければ、相手の欠点を見つけ出して「愚痴っぽいからなんか嫌だ」という大義名分をつけて「だから距離を置いたんだ」と、自己正当化していないかな? 本当にお世話になったと思っているのであれば、相手を尊重しつつ距離を持っていたら良いのではないでしょうか。
◆江原啓之 今宵の格言
「未来は自分で拓くものです」
「もう未来への第一歩を歩んでいます」
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聴取期限 2022年3月28日(月)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/