吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。11月7日(土)の放送では、青森県弘前市にある「医果同源りんご機能研究所」の城田文香さんに、「りんご葉の茶」についてお話を伺いました。
10年の歳月をかけてつくった「湖北海棠」のりんご畑から生まれた「りんご葉の茶」
昔から、実の部分は食べずに、葉っぱをお茶にして飲まれてきた……そんなりんごの品種があります。中国が原産の「湖北海棠(こほくかいどう)」。
かつては日本にも自生していましたが、すでに途絶えてしまっていた品種です。
このりんごを復活させて、りんごの葉っぱでつくるお茶を開発したのが「医果同源りんご機能研究所」。
りんごの葉っぱでつくるお茶を開発
農業博士である所長は、20年以上前からりんごの機能性を研究し、りんごのポリフェノールを活かしたジュースを開発。医食同源になぞらえて、“医果同源”という商品名をつけました。
その後、研究所で実際にりんごを栽培しながら、りんごの持つ健康に良い作用の研究や、商品開発に取り組み、10年の歳月をかけてつくった「湖北海棠」のりんご畑から生まれたのが、「りんご葉の茶」。
手摘みをした葉を風通しの良い場所で数日間、乾燥させ、有機JAS認証の茶工場に運び、焙煎しています。
手摘みされたりんごの葉
「栽培過程において、農薬や肥料は一切使わずに自然のままに育てています。やっぱり美味しくなくちゃいけないってことですかね。味はゆずれないというか、こだわりました。いくら体にいいとか、自然にやさしいといっても“美味しくないな”ということではうまくいきません。ほっこりしていただくというか、美味しい味で喜んでいただきたいと考えていました。1つの製品をつくったに過ぎないのですが、自然も人も、みんながハッピーであればいいなとすごく思います」と城田さん。
りんご葉ならではの香ばしさと軽やかな甘みが特徴
淹れたお茶は、わずかにピンクがかったりんご色。香ばしさのなかに漂う、軽やかな甘みの「りんご葉の茶」、これからの季節のおもてなしにも喜ばれそうですね。
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/