市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。3月3日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、「コロナ禍で卒業式の練習・本番が短縮化されている現状」について取り上げました。
木曜レギュラーパートナーの若新雄純
◆コロナ禍の卒業式…新たな意見も
卒業シーズン真っ只中。コロナ禍で卒業式の練習や本番が短くなっている今、「むしろ、このくらいがちょうどいいのでは?」「これまでがやりすぎだったのでは?」という声が聞こえ始めているそうです。
*
若新は学生時代の卒業式の練習を振り返り、「『寒くて長くて嫌だな……』と思いながらも、卒業式の練習は日を重ねていくにつれて不思議と気分が上がっていくものだった。僕は、それがまずいと思う」と指摘。
若新は、卒業式の練習を繰り返していくうちに、全員の動作が揃ってうまくいったときに「気持ちいい」と感じた瞬間があったと話します。一方で、決められたことを決められた通りにやるだけで「予期していないことを言わないようにとか、当日、その場で臨機応変に対応しなければならないことを減らし、(本番で)想定外のことを起こさないようにする空気の作り方には思うことがあった」と振り返ります。
「卒業式の練習はものすごく重要なものと位置付けられていて、真面目にやらないと先生にめちゃくちゃ怒られた。大切なものかもしれないが、タイミングを合わせて立つことなどに意識を揃えすぎて、それに達成感を見出すのはどうかと思う」とコメント。
「それよりは、卒業生たちが自分たちで自由に考え、歌いたい曲を歌って、むしろ校長先生たちをゲストに呼んで『ここでしゃべってください!』といった具合に、“自分たちで作る卒業式”に変わっていけばいいと思う。いろいろ失敗してもご愛嬌で」と話します。
また、コロナ禍で卒業式の規模を縮小する学校があるなか、「決まりきった形のまま規模の話をするから(従来の年に比べ)スケールダウンしたように感じてしまう。(規模よりも)質を変えればいいと思う」と主張。
「本番までに覚えなきゃいけないことは減らして、『最低限これだけは入れて』という先生側の注文を取り入れながらも、後は(生徒たちが)手作りでやったらいい。例えば、卒業生がグループに別れて、各学年の教室をすこしずつ回るとか、やり方はいくらでもある。コロナ禍で一堂に会するのが難しいからと、いろいろなことが工夫されているとは思うけど、スケールダウンしてしまうと、みんな残念な気持ちになってしまう。それよりも、まったく違う形にしたほうが思い出になるかもしれない」と話しました。
----------------------------------------------------
スマホアプリ「AuDee(オーディー)」では、スペシャル音声も配信中!
★ダウンロードはこちら→
http://www.jfn.co.jp/audee/
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、角田陽一郎(月曜)、乙武洋匡(火曜)、副島淳(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/38286