吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。11月9日(土)の放送では、岐阜県にある老舗ギターブランド「ヤイリギター」の松尾浩さんに弦楽器「一五一会」についてお話を伺いました。
弦楽器「一五一会」
ギターのようで、ギターではない。「一五一会」という楽器、ご存知でしょうか?
ギターのような木製のボディに、弦は4本。複雑なコードの押さえ方を憶える必要がなく、指一本で弾き語りができるので「誰でも簡単に弾ける」と幅広い世代に親しまれている弦楽器です。
「一五一会」は、沖縄県石垣市出身のアコースティックバンド・BEGINが最初に持ってきた企画です。それを老舗ギターブランドの「ヤイリギター」が開発しました。
岐阜県の老舗ギターブランド
なぜギターではなく、“ギターのような楽器”だったのでしょうか?
「ギターの6本の弦を5本の指で押さえるのは難しいので、挫折してしまう人がけっこう多いんですね。そこで、アイデアを出してくれたのがBEGINの3人。“一五一会は、沖縄の三線がベースになっていて、簡単にトライできますよ”ということを発信しました。ギターを挫折した人たちにも、再チャレンジしてほしいと思っています」と松尾さん。
BEGINのメンバーのアドバイスのもと、シンプルで弾きやすい楽器である三線に手を加え、ギターとミックスするような形に仕上げられた「一五一会」。
4本の弦をそのまま鳴らすと最初から和音になるチューニングなので、人差し指で動かしていくだけで、ギターのようにコードが弾けるという仕組みです。
「一五一会を触ることによって“もう一度ギターにチャレンジしようかな”っていうきっかけになったらうれしいですね。音楽というのは生活の一部ですから。弦の響きって“琴線に触れる”って言うように、感情を揺さぶられるんです。本当に魅力のある音だと思いますよ」
感情を揺さぶられる音色
生活と音楽の距離がもっと近くなったら、世の中はもっと楽しくなる。そんな想いを込めて、職人さんが、1本1本心を込めて作る「一五一会」。どんな響きなのか、確かめてみたくなりますね。
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聴取期限 2019年11月17日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php