ラジオの中の学校、TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」。8月26日(木)の放送は、『怖くないものが怖い……夏』をテーマにお届けしました。周りは何とも思っていないけど、自分だけは背筋が凍る、という物や人、現象について、パーソナリティのさかた校長とこもり教頭がリスナーの声を聞いていきました。そのなかから、ある文房具が怖いという14歳の男性リスナーとのやり取りを紹介します。
さかた校長:夏の怖いものの代表といえば幽霊だけど、それ以外にも、親が怖い、先生が怖い、高い所が怖い、とか一般的に怖いといわれるものはたくさんあると思うのよ。でもなかには、一般的な怖いもののジャンルに入っていないものに恐怖を感じている生徒(リスナー)もいるかもしれない。
こもり教頭:一般的に怖いもの……ジェットコースターは?
さかた校長:怖いでしょ。
こもり教頭:虫は?
さかた校長:怖いでしょ。
こもり教頭:雷は……これも怖いよね。一般的に怖くないものって何だろう?
さかた校長:俺は食べ物で怖いものがあるよ。イチゴってかわいいものと称されているけど、よく見たらぶつぶつで。あのサイズやからいいけど、もっとデカかったらめちゃくちゃ怖い。俺は博多のあまおうがギリやね、地元の名産やから好きやけど。巨大サイズの果物が襲ってきたら、いちばん怖いのはイチゴだと思う。
こもり教頭:(笑)。
――14歳男性リスナー『消しゴムの破片に見られている……』
さかた校長:もしもし! 怖いものが何か教えてくれ!
リスナー:力を込めたときに欠けてしまった消しゴムの破片が怖いです。
さかた校長:え? 新品の消しゴムだと、ゴシゴシと消したときに欠けることもあるよな……その破片ってこと!?
リスナー:その破片を机の端とかに置いておくと、見られているような感じがして……。
さかた校長:破片はどういうふうに見てくるの?
リスナー:なんか、恨んでいるというか……「よくも折ってくれたな」みたいな。
こもり教頭:なるほどね~。
さかた校長:「使い切れよ。何、途中で折ってんだよ」みたいな?
リスナー:そうです。
さかた校長:じゃあ、破片ができてしまったときはどうしているの?
リスナー:ずっと端っこに置いておいて、気づいたときにどこかへいってたら「よかったな……」みたいな。
校長・教頭:(笑)。
さかた校長:いや、逆に怖くない!?
こもり教頭:恨まれている物に、自分から何かするのは怖いけど、自然にいなくなったという考え方ならいいってことだ。
リスナー:そうです。
さかた校長:でも愛をもって……弔うじゃないけど、やったほうがいいんじゃない?
リスナー:いやでも……自分が手をかけるというか、捨てちゃうと、より恨まれるというか……。
さかた校長:そんなことはないよ。せめて最後はご主人の手で、と思うよ。そのうち破片たちが集まって巨大な消しゴムになって、夜中お前の枕元に立って「今なら何でも消せるよ、あなたもねぇぇ~~~」みたいなことがあるかも。
リスナー:…………。
さかた校長:あれ? もしもし? もしもし?
リスナー:はい……(笑)。
こもり教頭:よかった、消されたかと思った(笑)。
さかた校長:よかった(笑)。まぁでも、消しゴムの欠片にも意思があると思えるのは、お前の優しさかもしれないね。最後まで、責任じゃないけど看取ってあげてほしいと俺は思うね……できそうか?
リスナー:……できそうです。
さかた校長:消えそうな声だけど(笑)。消しゴムの未来は君にかかっている。頼んだぞ!
こもり教頭:ありがとう!
リスナー:ありがとうございました!
この日の放送では、
・「町なかにある“監視カメラ作動中”の張り紙を見ると鳥肌が立ちます。見られているようで怖いです」という15歳の女性リスナー
・「カチっカチっと進んだ時間は二度と戻ってこないんです。そんな瞬間が次々と来るんです……家の各部屋にあるアナログ時計の秒針が怖いです」という15歳の女性リスナー
とも電話をつなぎました。
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聴取期限 2021年9月3日(金)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:さかた校長、こもり教頭
放送日時:月~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト ⇒
https://www.tfm.co.jp/lock/