吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。6月5日(土)の放送では、岐阜県にある米麹メーカー「コーセーフーズ」の古山浩二(こやま・こうじ)さんに、「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」についてお話を伺いました。
旬の食材をぬか床に
長いおうち時間に始めた方も多い「ぬか漬け」。
季節の野菜をぬか床に漬けて、自分だけの味に育てていく時間はなんとも贅沢ですが、漬け方もかき混ぜ方もよくわからないし、かき混ぜるのが面倒なときもある……始める前から断念してしまう人も少なくありません。
そんなぬか漬け初心者の声を受けて、生まれた商品のひとつが、岐阜県にある米麹メーカー「コーセーフーズ」が開発した「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」です。
「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」
そもそも、ぬか床は容器に入れた米ぬかを涼しい場所に保管して、発酵を促すために1日数回かき混ぜないとおいしいものができません。
この手間を限りなく省いたのが、「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」です。
特別な乳酸菌を使って超熟成発酵。冷蔵庫で保管して、3~5日おきにかき混ぜればOK。とにかく簡単にできることにこだわりました。
こだわりは、簡単にできること
簡単に使える商品ですが、ぬか床本来の良さについて古山さんはこう語ります。
「ぬか床って、その人によって味が変わってくるんですよね。100個の商品があって、最初は同じものでも、100人のぬか漬けは違う味になっていくはずなんです。家庭の味に染まってくるんですね。ですから、ぬか床を育てている家庭って、なんとなく温かさを感じると思うんです」
家庭でぬか漬けの味を
ひとつとして同じ味は存在しない、ぬか床。
「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」をきっかけに、家庭のぬか漬けの味を楽しんでもらいたいと古山さん。
「ファストフード全盛の時代に、家のなかで手作りしたものを食べると『おいしいね、このきゅうり』って会話が弾むんです。作った人だけでなく、それを食べた家族にまで笑顔が広がっていくこと。それがぬか漬けであり、スローフードの醍醐味ではないかと私は考えているんです」
ぬか漬けを会話のきっかけに
時代に合わせた方法で発酵食品の可能性を広げたい。そんな古山さんたちの思いは、日本の食文化を次の時代につなぐ橋渡しになっています。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年6月13日(日)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒
詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/