シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。10月1日(土)の放送では、まだまだ盛り上がりをみせる映画ガリレオ『沈黙のパレード』への感想メールを紹介しました。
福山雅治
高校の演劇部で演出を担当していたという、熊本市にお住まいの、えぬさん(18歳・高校生)。福山さんをはじめ、北村一輝さんや柴咲コウさんなど実力俳優さんたちの一瞬の表現に圧倒されっぱなしだったと言います。そして何より、この作品が持つ深い世界観に「本当に1人で行ってよかったって思うくらい号泣していました」と教えてくれました。
「映画が終わってからの帰り道、愛や友情、嫉妬、憎しみ、総じて人の感情は、なんて複雑でもろくてはかなくて、そして強靭(きょうじん)なのだろうと、自転車を漕ぎながらずっと考えていました。間違いなく私は、今回の映画に大きな影響を受けました。私はまだ高校生なので、人生をかけて人を愛したことはありません。なので、また10 年後、もしくはそれ以上の未来でも、私に大切な人ができたら、また『沈黙のパレード』を観たいと思います。そのときは、愛を受けてきた側の視点ではなく、今とは違う、愛を捧げる側の視点で、より深く登場人物の気持ちを理解できると思います。そのときを楽しみに、これからの人生という旅をしようと思います。素敵な映画と歌をありがとうございました」
この感想に福山さんも思わず「さすが! 演劇部の演出担当、表現が詩的で素敵ですね」とうなります。そして、まだ「人生をかけて人を愛したことがない」という、えぬさんにこう言います。
「人は、愛されたことがないと、人を愛することはできないですから。世の中には、さまざまな境遇の方がいらっしゃいます。だけど、生きていれば愛というものには、どこかで出会えるものだと僕は信じたいです。えぬさんがこれから素敵な愛に出会えることを祈っています」
もう1通メールを紹介します。
川口市にお住まいの、めぐさん(23歳・会社員)は『沈黙のパレード』を劇場で鑑賞し、先日テレビで放送されていた『容疑者Xの献身』を久しぶりに観たそうです。めぐさんが『容疑者Xの献身』を初めて観たのは小学校2年生のときで、今は閉館してしまった映画館にお母さんと観に行ったそうです。かなり衝撃的な作品として、めぐさんの心の中に留まり続け、そして今回久しぶりに観て、子どものときにはわからなかった部分を鮮明に、かつ深く理解できたそうです。
「小学生のときの自分は涙も流さなかったのに、嗚咽が出るほど泣いてしまいましたし、『最愛』を聴いただけで泣けてくる北村さんの気持ちもよく分かります。あのときと比べれば家庭環境も大きく変わり、幼かった頃の両親が私にとって<夢のような人>と重なるのです。悲しい経験もたくさんしましたが、今の私も、湯川先生が『ガリレオ』の世界で苦難を受け入れてきたように、前に進んでいきたいな、と思っています。改めて福山さんが湯川先生として在られることに、心から感謝しています」
<夢のような人>というのは、『最愛』の冒頭の歌詞に出てくる言葉です。そうした、めぐさんの表現も含めて、福山さんはこんな気づきを得られたと言います。
「湯川先生や草薙、内海が異世界でずっと生き続けているんだということ。観てくれた人のなかでは現在進行形の湯川先生が生き続けているんですよね。ご自身の人生の時間軸と同時進行で物語を感じてもらえていることに、シリーズ作品としての大きな意味を感じます。これからも、誰かのなかの異世界で湯川先生は生き続けます。皆さんと一緒の時間を生き続けます」
『沈黙のパレード』の興奮がまだ収まらないなか、新たな情報が飛び込んできました!
10月16日(日)22:30から放送となる日本テレビ系の新・日曜ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』の主題歌を福山さんが書き下ろすことが決定しました。どんな曲になるのか、ドラマのスタートともに要注目です!
それでは、次週10月8日(土)の「福のラジオ」をお楽しみに!
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聴取期限:2022年10月9日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:福山雅治 福のラジオ
放送日時:毎週土曜14:00~14:55
パーソナリティ:福山雅治
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/