吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。8月22日(土)の放送では、「井上企画・幡(ばん)」代表の林田千華さんに「蚊帳素材の洋服の魅力」についてお話を伺いました。
快適な着心地が自慢の「井上企画・幡」の洋服
風を通しつつ、蚊を入れない。夏の風物詩であり、安眠のシンボル「蚊帳」。
そんな蚊帳の生地で洋服を作っているメーカー「井上企画・幡」は、奈良県川上町にあります。
蚊帳づくりは、奈良の地場産業。「井上企画・幡」では、織り目が荒く、吸収性・通気性に優れた蚊帳素材を活かし、簡単に着られて、素肌にも心地良い、普段着づくりを目指しています。
吸収性・通気性に優れた蚊帳素材
赤ちゃんのおくるみにはじまり、ワンピースやスカートまで、さまざまな商品を手掛けていますが、最初に作ったのは、粗め織りの“ふきん”だったと言います。
それがなんとも言えないやわらかい生地だったことから、10年ほど前から、洋服作りにも着手するようになりました。
「洗えば洗うほどやわらかくなり、洗濯をしてもすぐに乾きますし、夏にぴったりなので、Tシャツ代わりに着ていただけると思います。近くにお散歩へ行くのにも、蚊帳の生地なので、虫が寄らないんですね」と林田さん。
暑い夏にぴったりの着心地
洋服だけでなく、タオル、そして、現在はマスクも製造しており、蚊帳素材の可能性は多岐にわたります。
洋服を着古したあとは、ふきんとしても使えるのが、この素材の良さ。
洋服だけでなくマスクも登場
林田さんは、「最後まで使ってもらえたら、生地も喜んでくれるのでは」と話します。そして、「新型コロナウイルスのこともありますし、猛暑が続くなかで、“おうち時間”を快適に過ごすためにも、カラフルな蚊帳の日常着を着ていただきたいです。気分もきっと少しは楽しくなると思います。この夏は、ぜひ蚊帳の洋服を試していただけたらうれしいです」とアピール。
蒸し暑い日本の夏、蚊帳素材のアイテムは、快適な暮らしづくりに一役買ってくれそうですね。
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php