スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」
。今回番組では、娘との接し方に悩む母親のメッセージを紹介。江原が“ことば”を届けました。
◆娘の嫌なことをしてしまった…
「娘のことで相談です。以前、猫を飼っていましたが亡くなり、また飼いたくて、数ヵ月前から子猫2匹を飼っています。前の猫は、娘が生まれる前から飼っていたので、娘も可愛がっていました。
しかし、その猫が娘のクッションに便をつけたことをきっかけに、少しずつ猫を嫌いだと言うようになりました。今回、また飼いはじめるにあたって、『猫は嫌い』と反対していましたが、家族3人は飼いたいので飼うことになりました。
しばらくして、夕食時に、何が原因なのかわからないのですが、パパがちょっと娘のことを怒ったら、言い返さず泣きながらご飯を食べ、その後、部屋に閉じこもり大泣きしました。それ以来、話をしてくれなくなりました。娘に話しかけても『ママとは話したくない。ママの作った物は食べたくない。猫をなんとかしてよ。猫の毛がついて嫌だ。どっか行ってよ』などという言葉が。
娘が猫を嫌いと知っていながら猫を飼ったことで、娘は居場所がなくなり、部屋に閉じこもってしまったのかなと思います。娘のことを思うと、猫を飼わなかったほうがよかったとは思います。しかし、飼ってしまい、今さら子猫を誰かに……ということはできません。母としてなんということをしたのだろうと後悔しています。娘の気持ちに耳を傾けて、心に留めてあげられず、娘の嫌なことをしてしまったと、心が痛みます。私は何をするべきなのでしょうか?」
◆江原からの“ことば”
「そのことに何も触れず、普通どおりに『ゴハンできたよ~』などと振る舞うのがいい。絶対にやってはいけないこと。それは『ごめんね、ごめんね』と言ったり、『お姉ちゃんが嫌うでしょ』と猫を遠ざけたりすること。本当に猫だけが嫌いだとは思えない。
1つには、猫が来ることで、自分に向いていた愛情が猫に向いたということもあるかもしれない。その淋しさや、ヤキモチみたいなものもある。そこで、そういう態度をとられると、猫に対する憎悪が募るもの。放っておいて、普通にしておけば、いつの間にか猫と遊んでいたりする。今さら人間の勝手で猫をどうこうはできない。『ごめんね』も、猫を飼ったから『ごめんね』ではなく、『ママが気が利かなくてごめんね~』『はい、ゴハンゴハン』と明るく言ってみる。
兄弟姉妹でも、新しく赤ちゃんが来たりすると、“赤ちゃん返り”をしてしまったりすることもある。今回は、猫がその役割になってしまった部分もあると思います。『私のおもちゃを使っている』などと、領域争いが起こる。それが成長につながっていくのです。ここは、過敏に反応してはいけない。『ゴハンよ~』などと、これまで通り声をかける明るさが大事なのです」
◆江原啓之 今宵の格言
「嫌いという感情に映される想いは、自分にある嫌いなのです」
「愛の反対は無関心といいます。嫌いも好きのうちなのです」
番組では、江原に相談に乗って欲しい悩みや感想、メッセージを募集しています。
こちらにどしどしお寄せください。
【番組概要】
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM OH! 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/