吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。6月25日(土)の放送では、武蔵野デーリー株式会社 取締役の木村充慶(きむら・みつよし)さんに、同社が運営するミルクスタンド店「武蔵野デーリー CRAFT MILK STAND(クラフトミルクスタンド)」についてお話を伺いました。
吉祥寺にリニューアルオープン
東京・吉祥寺。100年の歴史を持つ老舗の牛乳屋が、今年、クラフトミルクスタンドにリニューアルしてオープン。
その名前は、「武蔵野デーリー CRAFT MILK STAND」。
店内に並ぶのは、大自然のなか放牧というスタイルで、伸び伸びと育った牛のミルクばかりです。
放牧スタイルで育った牛のミルクを厳選
日本には5~10%しかないと言われる放牧スタイルの牧場。
それらを巡りながら、出会った30以上の牧場から、季節に合わせた最適な牛乳を厳選し、常時3種類ほどの放牧のミルクを用意。ミルク缶からお玉ですくって提供しています。
口当たりがあっさりしていてベタつきがなく、それでいて風味があるのが放牧ミルクの特徴です。
ミルク缶からお玉ですくって提供
牛乳屋を営む家に生まれたものの、幼い頃から牛乳が苦手だったという木村さん。
ところがあるとき、 “放牧のレジェンド”と言われる北海道の人の本を、父に薦められて読んだことで、人生の転機が訪れます。
本に感銘を受け、早速、レジェンドの牧場を訪ねた木村さん。そこで飲んだ放牧ミルクの味に感動して牛乳が飲めるようになり、“放牧の魅力を多くの人に広めたい”と思うようになりました。
「もちろん、放牧がすべてで、放牧だから正しいということではないんです。ただ、これは私の主観かもしれないのですが、牛が活き活きしていて、目が輝いて見えるんですね。そういう素敵なシーンを、もっと多くの方に伝えたいと思ったんです」
感動した放牧ミルクのおいしさを広めるために
牧場は、牧場主の思いがそれぞれに違うのが面白い。そう語る木村さん。
「牛に関しても、とにかく野生の力を信じて、多少は過酷でも外に出し続けて草しか食べさせないという方もいたり、また、牛にストレスをかけないために放牧はするけど、休める場所も作るという方もいたりします。本当に牛乳の作り方もそれぞれ違うし、思想も違うんです。味がおいしいということだけでなく、牛乳を飲みながら、牧場主の思いを知ってもらえる場所にしたいんですよね」
1杯の牛乳のストーリーを発信する「武蔵野デーリー CRAFT MILK STAND」。飲んでみると、牛乳の価値観が変わるかもしれません。
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2022年7月3日(日)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒
詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/