はるな愛さん、住吉美紀
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“頑張るプロフェッショナルの女性の素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な女性をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
12月13日(月)のゲストは、タレントのはるな愛さん。今回の放送では「東京2020パラリンピック」開会式にまつわるエピソードや、今後の活動について語ってくれました。
はるな愛さん
はるなさんは、歌手・松浦亜弥さんのコンサートライブなどの音源に合わせて、松浦さんの動きを“完コピ”する「エアあやや」でブレイク。数多くのバラエティ番組に出演し、2008年には念願のCDデビューを果たします。2009年には、タイで開催された世界最大規模のトランスジェンダーによるビューティーコンテスト「ミスインターナショナルクイーン2009」で優勝し、世界No.1の座を獲得しました。
そんなはるなさんは、今夏開催された「東京2020パラリンピック」の開会式でダンスパフォーマンスを披露し、注目を集めました。
はるな愛さん
◆「東京2020パラリンピック」を振り返る
はるな:「ミスインターナショナルクイーン2009」に出場したとき、世界中からトランスジェンダーの方がいらっしゃっていました。当時、LGBTという言葉は、そこまで広まっていなかった時代です。そんななか、タイではトランスジェンダーの置かれている環境が他の国とは全然違っていました。(多様な性への理解があり、尊重してくれるタイの人たちの温かさに触れて)食事中に泣いてしまう人もいました。タイは寛容な国なので、いろんな場所で働いているトランスジェンダーの方を見ることができたんですよ。
住吉:嬉しくなって泣いてしまったんですね。
はるな:そう!「日本はどうなの?」っていう情報交換もしました。グランプリを取ってからは、「もっと世界のステージに立ちたいな」って思うようになりましたね。
今回の「東京2020パラリンピック」の開会式も、「自分たちで発信できて、世界が変わるようなことはないかな」って思っているなかで、インターネットでオーディションの情報を見つけたんです。それで今回、出演することができました。
住吉:今回のオリンピックとパラリンピックで、「多様性」という言葉にやっとみんなが注目するようになりましたよね。
はるな:本当にそうですよね。
住吉:同時に、いかに日本が遅れているかを実感する年でもあったのかなと思います。今までは、言葉にはできなかったけど、大変だった人がいるってことを初めて気付いた人も多いと思うんです。
はるな:うんうん。パラリンピック(の開会式)では、150人ぐらいいるチームに所属していたんですけど、「本当にいろんな人がいるな」ってことがわかりました。「おはようございます」って言ったときに、手話で返されたときがあって、「ごめん!『おはようございます。よろしくお願いします!』」って手話で返したりしましたね。
手話は勉強して覚えました。「いろんな人がいていいんだ」って思える場所でしたね。チームのみんなは、パラリンピックが終わってから「あの場所の、あのチームワークが世の中に広がっていけば、どれだけ暮らしやすいんだろう」ってことを言っていました。
住吉:パラリンピックに関わったことは、とても大きなターニングポイントになったんですね。
はるな:そうですね。自分のセクシャリティのこともありますが、7年前ぐらいに弟が車いす生活になって環境がガラッと変わったんです。
住吉:そうなんですね。
はるな:海外旅行をするときも「飛行機はこっちから乗るんだ」って発見があったり。いろんな方々の協力があれば、車いすでも行けるところは、いろいろあるんですよ。だから今回の開会式のパフォーマンスは、弟にも見てもらいたいなって思いました。いい経験になりましたね。
はるな愛さんのInstagramより
◆新曲は「タピオカブームに出会った男女の恋物語」!?
住吉:そんなはるな愛さんですが、7月に新曲「タピオカの夏」をリリースしました。これから曲を流すのですが、どんな曲なんでしょうか?
はるな:キャッチフレーズは「令和の昭和歌謡」です。作曲は大谷明裕先生という、八代亜紀さん、氷川きよしさんなどの歌謡曲を作られているヒットメーカーの方にお願いしました。歌詞は、SNSで若い方たちに短歌を広めている笹公人(ささ・きみひと)先生に書いていただきました。タピオカブームに出会った男女の恋物語です。
住吉:へええ!
はるな:「今時の恋だな」って感じられる曲です。タイトルに「夏」と入っていますが、冬の今の時期でも聴いてもらいたい曲です!
VIDEO
◆「大阪・関西万博」のリハーサルが始動!
住吉:今年も残りわずかですが、来年以降にやりたいことはありますか?
はるな:実は、「ダンシング・ヒーロー」の“バブリーダンス”で一世を風靡した、登美丘高校の振り付けを担当した振付師akaneちゃんが、「2025年日本国際博覧会」に向けて準備を進めているんです。私は、ダンスの大きなイベントに出させていただくことになりました。
住吉:ええっ!?
はるな:来年1月の頭から振り付けのリハーサルが始まるんですよ。
住吉:わー! 頑張ってください!
はるな:ありがとうございます。(パラリンピックに参加して以降)「世界に向けてのステージに参加した」っていう思いが大きくなっていますので、いろんなことにどんどん挑戦していきたいなと思っています。そして、「タピオカの夏」のカラオケが配信されますので、そちらもぜひチェックしてください!
----------------------------------------------------
▶▶この日の放送内容を「radikoタイムフリー」でチェック!
聴取期限 2021年12月21日(火)AM 4:59 まで
スマートフォンは「radiko」アプリ(無料)が必要です。⇒
詳しくはコチラ
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用頂けます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/